映画 更新順

DEC 2004

合計

8本

うち劇場

2本


 がみた映画は彼女の一言感想文もつけてみます。よこぜとの違いを比較してみてちょ。

【ニュースの天才】 ビリー・レイ 12/9wrote

 ヘイデン・クリステンセン、スティーブ・ザーン。米の総合誌ニュー・リパブリックで1998年に発覚した記事捏造事件を扱った映画。記者のスティーブ・グラスの書いた41の記事のうち27にも捏造があったというもの。原題は"shattered glass"
 捏造記事を扱ったこの映画に捏造や誇張があってはいけないと、調査とインタビューが綿密に行われたそうです。おかげで、淡々としたトーンのリアリティの高い映画となっています。
 グラスはなぜフィクションを書いてしまったのか。面白いニュースを読者が読んで楽しんで何が悪いんだ、と彼は自分の行為を正当化します。しかし、これは記者としてはやってはいけないことです。そんなこと言い始めたら全てのニュースは信用できないものとなってしまいます。誇張と捏造は違うのです。グラスの場合はやはり上昇志向が強かったのでしょう。有名になってやるんだという野心が大きすぎたのです。記者にとって有名になるのは二の次で、自分の知らせたい記事が世界に伝わることが大事なのです。それと自身が有名になるのは同義?これは違います。グラスはこのはじめの動機が既に記者向きでは無かったのです。
 このようなメディアの読者迎合性もマスコミ業界にとって大きな問題でしょう。おかげで記事はどんどん劣化しています。それと同時に進む自主規制という名のメディア検閲。物議をかもし出しそうな記事ははじかれ、日の目を見なくなっていきます。そして読者の喜ぶようなエログロ記事ばかり、しかも捏造されたものばかりになっていく。正にメディアとしては末期症状。日本の週刊誌、例えば○潮とか○春もそうなってはいませんか?
★★★☆

のひとこと
 捏造記事を書くのにあんなに葛藤がなくていいのかな?

【ボン・ヴォヤージュ】 ジャン=ポール・ラプノー 12/31wrote

 ジェラール・ドパルデュー、イザベル・アジャーニ。第二次大戦開戦直前のパリが舞台。殺人事件が発生。女優に大臣、女優の幼馴染、物理学教授と博士、脱獄囚人、スパイなどが入り乱れる。不穏な空気の中、戦争の足音が聞こえてくる....。
 コメディタッチで軽快に物語は展開していきます。豪華競演で特に主役はいない感じの映画ですが、それぞれのキャラクターに個性があって実に良いです。第二次大戦モノというと最近ユダヤのホロコーストものばかりですが、戦争中はこんな具合にいろんなことがあったのですから、このように視点を変えてもっと映画つくってほしいです。
 アジャーニは久しぶりにスクリーンで見ましたが年齢を感じさせないきれいさ。さすが女優ですね(^^;
★★★★

のひとこと
 いい映画だった!ドパルデューかっこいい。アジャーニきれい!

【ウィズアウト・ア・パドル】 スティーブン・ブリル 12/31wrote(飛行機で鑑賞)

 セス・グリーン、マシュー・リラード、ダックス・シェパード。少年時代の仲間3人が友人の葬式で故郷に集まる。昔の隠れ家に行ってみるとそれはそのまま残っていて、少年時代に心躍らせた宝捜しへの夢を思い出す。彼らはカヌーに乗り宝捜しの旅へ!
 主人公の3人は30歳という設定。アメリカではよくあるティーン向けオバカコメディですが、30にもなった大人を主役にしてティーンはこの映画を見るんだろうか(^^;? 今やアメリカでは30代もこういう映画をみて喜んでいるということなんでしょうかね(^^;?ちなみにこの映画、NO1は逃したものの全米初登場2位だったそうな。夏に公開したのですがたぶん日本での公開はないでしょう(^^; ラズベリー賞有力作品(^^;


【シャーク・テイル】 ヴィッキー・ジェンソン 12/31wrote(飛行機で鑑賞)

 ドリームワークスの魚モノ。声の出演は、主役の小さい魚がウィル・スミス、悪者サメがデニーロ、良いサメがジャック・ブラック、恋人魚がレニー・ゼルヴィガーという具合の超豪華キャスト。本作はピクサーのファインディング・ニモに対抗してつくられたとの専らの噂です(^^; ニモは私は見てないので比較できないのですが、サメ話は私のようなオジサンにはつまんなかったです(^^; アイスエイジが楽しかったお子様なら見てもいいんじゃない。また大人ならウィル・スミスのファンなら見てもいいのでは。魚の顔がかなりウィル・スミスっぽいしラップのリズムも軽快ですから(^^; ちなみにこの映画アメリカではそれなりのヒットを記録。子ども映画とはいえこれでヒットしちゃうようでは、こんなレベルの映画が乱造されちゃいますね....。
★☆


【アナコンダズ】 ドワイト・H・リトル 12/31wrote(飛行機で鑑賞)

 モーリス・チェスナッツ、ユージン・バード、マリア・セオドラキス。アナコンダの続編。舞台はアマゾンからボルネオに移り、多国籍科学者集団が幻のブラッドオーキッドを探して森に入る。そこにはアナコンダズが待っていた。
 前作のアナコンダは97年の映画で、無名時代のジェニファー・ロペスが出ていてCGの蛇が珍しかった時代のもの。結局CGの蛇を見るだけのつまんない映画でしたが(^^; 続編をつくるぐらいですから何らかのプラスアルファがないと意味がないと思いますが、本作は結局蛇が科学者をパクッと順番に食べていくだけの超C級映画に仕上がっています(^^; 科学者集団はマッチョな男とセクシーなギャルばかりでとても科学者には見えません。13金の蛇版みたいなもんですかね(^^;
 ほとんど見る意味のない映画かと思いますが、全米ではなんとこの映画も初登場2位だったとか。日本で公開した際はお金の無駄になるので見にいかないように(^^; 本作もラズベリー賞有力。


【キャット・ウーマン】 ピトフ 12/31wrote(飛行機で鑑賞)

 ハル・ベリー、シャロン・ストーン、ベンジャミン・プラット。説明の必要はないと思いますが、バッドマンからスピンオフしたキャットウーマン主役の映画。バッドマンではミシェル・ファイファーがキャットウーマンでしたが、本作ではハル・ベリーが演ずる。監督のピトフはヴィドックで高い評価を得たのですが、本作ではややミスマッチで消化不良に終わった感じです。ハル・ベリーはきれいなんですが、なんかこういう映画に使うのはもったいない。シャロン・ストーンは悪役ですがこれもなんかもったいない。アクションシーンから猫までかなりCGを多様している感じでなんか安っぽいんですよね。興行的にも失敗しているし、この配役監督でのは2はさすがにないだろうね。ピトフも原点に戻ってフランスで映画つくってほしいです。本作もラズベリー賞有力らしい....。
★☆


【バッド・サンタ】 テリー・ツワイゴフ 12/31wrote(飛行機で鑑賞)

 ビリー・ボブ・ソーントン、トニー・コックス。全米では昨年のクリスマスシーズンに公開。大酒飲みで女好きで子ども嫌いのソーントンはクリスマスシーズンサンタの格好で相棒のエルフの格好をした小男コックスとショッピングセンターめぐりをする。そのイベントで知り合った金持ちの子どもの家に入りびたるようになる。
 ソーントン主演で、ゴーストワールドの監督の映画ということで期待したのですが、凡作で期待はずれ。少年に心癒されたのなら泥棒なんかしないでほしいのにね。エンディングもあれでいいの?
★★

のひとこと
 いまひとつだったね。ラストも良くな〜い。

【エルフ】 ジョン・ファブロー 12/31wrote(飛行機で鑑賞)

 ウィル・フェレル。人間の子どもがサンタの袋に入ってしまい、サンタの国へ。エルフとしてサンタの国で暮らすが、馴染めずニューヨークへ帰ることに。エルフ姿のおじさんがニューヨークへおりたつ。
 昨年のクリスマスシーズンに全米で公開されなんと本作も全米NO1を獲得していました。日本では今年も公開されていないのでたぶん公開はないのでしょう。
 ファミリーコメディーということらしいのですが、浮世離れしたエルフの格好したおじさんが珍妙な行動をするのを笑うというだけのコメディ。いわゆるブッシュマンとかクロコダイルダンディーのノリですかね。この程度の映画がNO1となってしまうアメリカが怖い(^^;;
★☆



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