映画 更新順

　トム・ハンクス、ジェード・ロウ、ポール・ニューマン。舞台は1930年代のアメリカ。息子はあるとき、ふと気になった。パパはいったいなんの仕事をしているの？けれどパパもママもはっきり教えてくれない...。
　アイルランド系のヤクザの話。父と子のドラマはからんできますがヤクザの話でやや、やりきれないストーリー。こういう世界に入ったら家族はつくってはいけない。つくったのならやめる。
　キャストの演技も演出も確かにアカデミー賞級でしょう。誰かが賞を取るんじゃない？しかしストーリーはヤクザモノの域を出ない古典なわけで、びっくりが無いんですよね。サム・メンデスの初監督作があのアメリカンビューティーだったから今度もびっくりさせてくれるのかと思ったら、オーソドックス。もちろんよくできた映画なんだけれども。 　トム・ハンクスが妙に太ってるのが気になったけど、あれは役作りでわざと太ってるのだろうか(^^;?
（★★★☆）

　ジョン・キューザック、ケイト・ベッキンセール。ニューヨークで一夜出会っただけの二人であったがお互いが忘れられない。それぞれ結婚が近づいている。私が結婚するのはこの人でいいのだろうか？ 　伏線をはりにはっておいてすべてがつながっていく。これは偶然ではなくサイン!?運命への道!?
　　サインと言えばシャラマン監督の"サイン"という映画がありましたが、あれに通じるものがあります(^^;　あそこにも書いたけど、私は偶然より運命を信じる人間です(^^;
　　デートには適した映画ですが、ひねくれた彼女だと”な〜にこれ、ウソっぽ〜い”とか言われそう(^^; ちなみにこの映画の観客のカップル率は９割を超えてるので一人で見に行くときは覚悟が必要でしょう(^^;
（★★★）

　エドアルド・バレーリー、ダニエル・アイエロ。ニューヨークに店をかまえる人気イタリアレストランを舞台にした群像劇。レストランにはいろんな人が出入りして、厨房でもいろんなことが起こるのだ。
　料理の映画かと思ったら、料理はいわゆるカキワリみたいなもので、そこで展開する様々な人たちの人間模様を映し出しています。コメディタッチでテンポはよい。
　このレストランは流行っているという設定なのですが、何ゆえに流行ってるのか私には理解できない(^^; 借金とりに追われる副料理長。荒っぽい調理法（イタリア料理とはもともとこんなもんか(^^;?）。見せかけ重視の料理。まあ、実際、日本でもこんな料理屋が流行ってるか(^^; 私はこういう店には行きたくないけどね。
（★★★）

　独映画。マルティナ・ケデック、セルジョ・カステリット。ドイツのレストランが舞台。シェフのマーサ（ケデック）の料理の腕は誰もが認めるところだが、やや神経症（完璧主義）ぎみ。店長からはセラピーに通うように言われている。ある日マーサの姉が交通事故で死んでしまう。残されたリナ（8才）は身寄りがない。リナはマーサと一緒に暮らすようになるが心を開いてくれない。
　厨房にイタリア人シェフがやってくるようになり展開が変わります。マーサはフランス人なのですが、イタリア人の能天気な明るさとは波長が合いません。こういうヨーロッパの国の気質の違いを描くのはやはりヨーロッパ映画ならでは。
　料理もおいしそうに撮れてるし、シェフの料理に対する情熱も伝わってきます。ついこの前みたディ○ーラッシュとは大違い(^^; マーサのレストランの料理は是非とも食べてみたい。
（★★★★☆）

　仏映画。カトリーヌ・ドヌーヴ,エマニュエル・ベアール。フランスの田舎町の雪に閉ざされた一軒家に8人の女と1人の男（パパ）が集まる。翌朝パパは何者かに殺されていた。いったい誰が....。
　すべての物語が一軒家の中で展開、登場人物も8人の女とパパの背中だけ、という舞台のような設定。一応犯人探しモノということですね。さて、誰がパパを殺したのでしょう。
　見ているうちにそれぞれの人物がつながっていくのですが、ややつなげすぎ(^^; パパも殺されても仕方なし(^^;
　8人の女優の競演はそれぞれ個性が出ていて良い。歌も踊りも楽しいしいいんではないでしょうか。
（★★★☆）