映画 更新順

　氷河期の動物たちのところに人間の子供が流れつく。この子を人間のところにかえしてあげよう。フルＣＧのアニメ映画。デフォルメされた、マンモス、サーベルタイガー、なまけものなどが登場してのドタバタ劇。
　そろそろフルＣＧというだけではびっくりしません。アメリカでは大ヒットして２もできる予定なのでそこそこ期待していたのですがストーリー、演出、平凡。子供はこれでも楽しいかもしれないけどね....。
（★★）

　ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン。説明不要のスターウォーズ　エピソード２。
　前作より更にＣＧへの依存度が上がっています。デジタル処理を誇示するかのように、 細かいキャラが画面をわさわさと動き回ります。私にはまとまりなくて気色悪かったので すが、みんなはこれをどう見てるの？背景は人工物の未来都市と赤茶けた砂漠ばっか でなんか殺伐としています。この背景もほとんどがＣＧなのでしょうが(^^;
　アミダラさん（ポートマン）は”平和的解決”とかなんたら言ってるけど、恋にうつつを抜かして結局全面戦争状態。これでは政治家失格でしょ(^^;　ジェダイは恋をしてはいけない、とか言っておきながら結婚してるのはどういうこと(^^;? あそこでダークサイドに落ちた（剣がピンクになる）ということなのでしょうか？
　戦っているのはロボット兵とクローン兵。こういう戦争ってやっていて意味があるのかな？まあ戦争の主催者は兵隊なんてクローン人間みたいなもんだと思っているのでしょうが。とにかく戦争とは資源の無駄使いだね....。ジェダイの騎士もウジャウジャ出てきてありがたみが無いですね....。
　ストーリーは今までのより戦争色というか政治色を濃くしてる感じなのですが、マニアではない人にとっては出てくる国名、人名、地名がなんだかわからず、この人たちがなんで戦争してるのか全然わかりまへん(^^;;　細かい仕掛けもたくさんあるようで、マニアなら楽しいのでしょうが、一般人はあんま興味ないよな....。
　アクションについてもエピソード１はまだ人間がやってる部分が多かったですが、本作はＣＧに頼りすぎでちょっと興ざめですね....。ヨーダは確かにびっくりしたけど、あれが無かったら見せ場少なすぎ。
　エピソード２のが面白かったと言う人が多いけど、私はエピソード１の方がまとまりあったし、期待を持たせる感じでまだ面白かった。とにかく随分辛い評価になったけど、エピソード３ではきちんとまとめてね。
（★★）

　ユアン・マクレガー、ナタリー・ポートマン、ヘイデン・クリステンセン。説明不要のスターウォーズ　エピソード２。
　ジーン・ハックマン、グウィネス・パルトロウ、ベン・スティラー。舞台はニューヨーク、今まで好き勝手に生きてきたテネンバウム家の父ロイヤル（ハックマン）が癌で余命6週間を宣告される。それを機にバラバラになっていた家族が集まる。
　ストーリーは感動作っぽいけど、コメディタッチの映画。登場人物が多くてややまとまりがないけれど、それぞれのキャラがそれなりに描けている。様々なコンプレックスを持ったテネンバウム家の人々が入れ替わり立ち代わり通りすぎていく。
　この映画に主役はいないのですが、誰かを主役にした方がしまった映画になったでしょう。登場人物の目次みたいな映画。私ならまずマーゴ（パルトロウ）の話がみたいな。次はダドリーかな(^^;
　この映画は画面の細かい所に凝って遊んでいます。見るたびになんか発見があるかもね。
（★★★☆）

　ニコール・キッドマン、ベン・チャップリン、ヴァンサン・カッセル、マシュー・カソビッツ。銀行員のチャップリンはネットでロシア人の花嫁（キッドマン）を見つける。美人の彼女が本当に彼の家にやってきた！
　トムと離婚してからのキッドマンは演技の幅が広がったのような気がします。バービー人形と言われていたころが嘘のようです。チャップリンの普通の兄ちゃんぶりもいい。どっかで見た顔だと思ったらカソビッツはアメリのニノですね。
　細かいストーリーは言っちゃうとつまんないのでふせますが、コメディタッチで楽しい映画です。ただし、ややシモネタも入っているので初デートに使うのはやめましょう（こんなマニアック？な映画を初デートに使う人はいないか(^^;）。
（★★★☆）

　ブルース・ウィリス、コリン・ファレル。第二次大戦下のドイツの捕虜収容所が舞台。収容所内で殺人事件が起こる。容疑者となったのは黒人兵士だが、ぬれぎぬの可能性が高い。その弁護士とされたのがまだ修習生のファレル。ウィリスは連合軍捕虜の一番偉い軍人。
　戦時下の裁判もの。人種差別や、戦争や、人間ドラマなどいろんな要素をからめています。それなりにうまくまとまってるけど、ややまったり。私の印象にはあまり残らない映画でした。賞狙いみたいな作品だけど、別に賞とは縁がないだろうね。
　原題は主人公のハート（名前）とハート（心）をからめての”Heart's War”なんだろうけど、邦題は”ジャスティス”というバタ臭い題名にするようです(^^; 配給会社のセンスを疑うね....。
（★★☆）

　　仏映画。原題Asterix & Obelix:MISSION CLEOPATRE。スペイン題Asterix Y Oblix:Mision Cleopatra。クリスチャン・クラヴィエ、ジェラール・ドパルデュー、モニカ・ベルッチ、ジャメル・ドゥブーズ。この映画はスペインのセビリヤで見ました(^^; 適当に選んでみたのですが、仏では大作で大ヒット映画だったらしい。セビリヤではうちらともう一家族の計6人しか入っていませんでしたが(^^; スペインでは字幕をつけるという習慣がないらしく、スペイン語の吹替でした(^^; でも、内容わかったしおもしろかったよ！（スペイン語はドスとグラシャスぐらいしか知らないけど(^^;）
　舞台はエジプト文明時代のエジプト。クレオパトラから3ヶ月で神殿をたてよと命ぜられたドゥブーズ。この無理難題をどうすればクリアできるのか。特殊効果に豪華キャストの大作？コメディ。スペイン語がわからなくてもおもしろい(^^; こんなくだらない映画にこんな金をかけるとは偉い！
　この映画の主役はアメリで八百屋の兄ちゃんの役をやっていた、ドゥブーズでしょう。この俳優今後も注目ですね。
　日本での公開は来年らしいですが、日本語の字幕で見直したい。日本でこの映画はやんないでしょう、やっぱし(^^;
（★★★☆）