| 合計 |
６本 |
| うち劇場 |
５本 |
【デンジャラス・ビューティー】 ドナルド・ピートリー
サンドラ・ブロック、マイケル・ケイン、ベンジャミン・ブラッド。ＦＢＩの
男まさりの女捜査官（ブロック）がミスコンに潜入しおとり捜査することに。彼
女を2日でミスコンに仕立て上げろ！
ブロックは最近作品に恵まれず、つまんない映画にばっか出てましたが、久し
ぶりのハマリ役。パワフルでキュートで良かったです。ミスコン請負人のケイン
も実にいい味が出ています。
ミスコンに出るような女性はルックスだけのお人形、とアメリカでも思われて
いるようです。しかし、美人であることはアートであると私は思います。努力と
研究、そしてセンスが無ければ美人にはなれません。
きれいであることは、男に媚びていると言い、ミスコンや水着の写真を否定す
る女性もいます。しかし、それって土俵に上がらずしてヤジをとばしているだけ。
悔しかったらあなたもきれいになりなさい(^^;
デンジャラスビューティーというあまりきれいでない響きのタイトルはやはり
日本でつけたんですね(^^;（原題:MISS CONGENIALITY）
（★★★☆）
2001/7/5 wrote
【パール・ハーバー】 マイケル・ベイ
ベン・アフレック、ケイト・ベッキンセール、ジョシュ・ハーネット。ジェリ
ー・ブラッカイマー製作。真珠湾攻撃を舞台にした恋愛劇。タイタニックはタイ
タニック沈没を舞台にした恋愛劇でしたがそれを狙ってる感じです。しかし、パ
ール・ハーバーは肝心の恋愛劇がチープ(^^;; 映画自体もちょっと長すぎ。
この映画、アメリカ版と日本版は違う編集しています。ちなみに私はこの映画
グァムで見ました。 ですので、アメリカ版での評価ですのでご了承を。
日本人の描き方がひどいとの噂でしたが、確かにそうですね。昔のアメリカ映
画によくあった、サムライ、ゲイシャのイメージ(^^; しかし、映画自体が娯楽
劇画みたいでリアリティ的には薄いのでそんな目くじらたてないでもいいんでな
いかな。ただし、日本機が民間人や病院に機銃掃射したり爆撃するシーンはやめ
てほしい......。
日本機がきちんと、戦闘機、急降下爆撃機、雷撃機とそろっていて魚雷や爆弾
もリアル。他にもメッサーシュミットやカーチスも登場。実写とＣＧの混じった
戦闘シーン爆撃シーンは迫力あり。さすが金かけてます。飛行機マニアは楽しい
のではないでしょうか。しかし、そうかと思うとゼロ戦が陸軍色の塗装だったり
魚雷を抱いた飛行機が意味もなくとびまわったり、飛行機が墜落しても乗員がみ
んなケロッとしていたりとけっこう変なところもあります。リアリティと漫画の
あやしいハーモニーの映画ということでそんなに気にしないでもいいんしょうか
(^^;
私はアメリカの劇場で見たのでもちろんまわりはアメリカ人ばかり。しかも体
格のいいクマみたいのがバケツのようなポップコーンを抱えて何人かいました
(^^; けっこうみんな笑ってみていたけど、反日感情をあおるような場面も多か
あったので、終わったら”ヘイ、ジャップ！”とか言われて取り囲まれるんじゃ
ないかと少し心配になりました。まあ、もちろんそんなことは無かったけど。ち
なみに客の入りは日曜の午前中で2割といったとこ。もう公開から時期たってる
しね。
（★★★）
2001/7/9 wrote
【ラマになった王様】 マーク・ディンダル
ディズニーのアニメ映画。王様が悪者魔女によってラマに変えられてしまう。
家来と助け合っての陳道中。ディズニーにアニメ映画って私はおもしろいと思
わないのですが、これもつまんな〜い(^^; ディズニー映画がすきな人にはい
つもの通り楽しめるのかもしれないけど。ラマのキャラはかわいくないし、スト
ーリー展開は定番通りで面白味なし。
日本の公開はこれからみたいですが、予告編では西条秀樹（ムーチョ秀樹(^^;）
を使ってあやしげなプロモーションしています。日本ではどっちみちヒットしない
と思うけどね(^^;
（★）
この映画は飛行機でみました
2001/7/13 wrote
【ギフト】 サム・ライミ
ケイト・ブランシェット、キアヌ・リーヴス、ヒラリー・スワンク。夫を亡くした占い師（ブランシェット）。
彼女のお客の一人に暴力亭主（リーヴス）に悩む、女性（スワンク）がいた。
予告編はおどろおどろしいホラーのようでしたが全然違います。DVも一つのテーマとなっていま
すが、見えないものを感じる霊感や、親子関係に悩む人、精神を病む人などを描いたりとけっこう
社会派の映画です。なんであんな変な予告編つくってしまうのでしょう(^^;;
ギフトとは天より授かった霊感を指しています。勘というものは霊感からくると私は思います。勘
とは何も無いところから出てくるのではなく、裏付けがあるものなのです。
ブランシェットの霊感は人並みはずれて強いのでいろんなものが見えてしまいます。確かにその
おかげで、つらいことがあるのですがやはり霊感は”ギフト”なのです。何事も”ギフト”であると思え
ばプラスにはたらくものです。
ケイト・ブランシェットっていい女ですね。この作品でよりファンになりました。キアヌは珍しい汚れ
役、なかなかいい味が出ています。
（★★★★☆）
【マレーナ】 ジュゼッペ・トルナトーレ
第二次大戦下のイタリア。軍人の夫は戦地に行ってしまい、残された美貌の妻
マレーナ。彼女が通ると男たちは振り返り、女達は嫉妬のまなざしで見送る。
戦争のおかげで人間の嫌な面が増幅されます。戦争というのは基本的に男の理
論でつくられているものです。戦時下というのは腕力が優先される女性が非常に
生きづらい世界。見ていてつらいけど、これも戦争の一面。
少年は影からいつもマレーナを見守っています。何度もニアミスしているのに、
自分は守護天使のつもりなのに彼女は自分のことを認識してくれない。究極の片
思いですね。成就しなかった恋の方が美しく長く残るもの。
一つ気になったのはマレーナが全編通して一度も笑ったり微笑んだりしないこ
とです。いつも遠くを見る悲しいような澄んだ目をしています。こんな女性を笑
わせてみたいものです。
トルナトーレ監督の作品は詩情にあふれていながらも、ユーモア感覚もあるし、
映像的にも遊びがあって楽しい。重いテーマながら後味悪くしないところはさす
がですね。
（★★★★）
2001/7/17 wrote
【A.I.】 スティーブン・スピルバーグ
ハーレイ・ジョエル・オスメント、ジェード・ロウ。ロボットが人間と区別で
きないぐらいに進化している未来の地球が舞台。主人公は子供型ロボット。彼は
母親の愛情が永遠に欲しい、人間になりたい。永遠の命を持ってしまったロボッ
トの苦悩、まわりから人間と認めてもらえない悲しさみたいなとこでしょうか。
このテーマって、銀河鉄道999とか、手塚治虫の火の鳥にもありましたね。私は
これらの漫画の方がもっと切なくて悲しかったけどな。A.I.は映画の演出も含め
て少々大味でハリウッド的。
二千数百年後には地球は温暖化し人類は滅亡しているのですが、京都議定書に
調印しないのは誰やねん！と言いたいね(^^; アメリカさん!もっと環境のこと考
えてください。地球温暖化はヒトゴトじゃないんだって....。
人間のつくったものなんて所詮残っても100年がいいとこでしょう。特に最近
つくってるものは耐用年数持つことしか考えていません。一方、法隆寺なんかは
もうできてから1500年たっています。宮大工の人に言わすと法隆寺はつくってる
時点で2000年持たそうと考えていたのだそうです。2000年後にエンパイアステー
トビルがまだびえてる？ロボットも電池さえ入れれば動く？ヨーロッパの製品な
らまだしもアメリカ製が？保証期間切れもいいとこで無理でしょう(^^;;
この映画ちょっとＣＧに頼りすぎなのも気になりますね。なんでもかんでもＣ
Ｇにすればいいってもんじゃないよね。特に宇宙人とドクター・ノウのデザイン
がイマイチすぎ(^^;
この映画予告編は良かったよね思わせぶりで。今年の予告編大賞をあげよう
(^^; チューリップ、ハリケーン....。とにかく子役のオスメントくん大活躍の
映画。彼なくしては成立しない映画。ジェード・ロウの役もおもしろい。彼の活
躍？ももっと見たかったかな。
最後にもう一つ揚げ足とりしていいかな。ワカメ食べて壊れるロボットが水に
つかっても大丈夫というのは、どうも納得いかんぞ(^^;?
（★★★）
2001/7/23 wrote
【クレーヴの奥方】 マノエル・ド・オリヴェイラ
キアラ･マストロヤンニ、ペドロ・アブルニョーザ。年の離れたお金持ちと結
婚したマストロヤンニ。しかし彼女は夫に尊敬以外の念がいだけなかった。ある
とき出会ったロック歌手とお互いひかれあっていく。
妙にしゃべりが多いというか、ほとんどしゃべってるだけの映画。ただ音楽を
演奏してるだけのシーンも多い。セリフも単調なのでだんだん眠くなってきます。
結末は寝てしまったのでよくわかんない(^^;
やはり年が離れすぎてる結婚はうまくいかないでしょう。せいぜい一回りと私
は思うけどね。
この映画に出てくるロック歌手は本物のロック歌手なんだって。私は知らんけ
ど有名な人なの？
（★★）
2001/7/27 wrote