映画 更新順

June 2000

合計

9本

うち劇場

9本


【エニイ・ギブン・サンデー】 オリバー・ストーン
 アル・パチーノ、キャメロン・ディアス。あるアメフトチームの姿をある若手 選手が成長していく様子を通して追っていきます。パチーノはコーチ(監督)、 ディアスはチームの若きオーナー。
 カメラワークは確かに迫力あるんだけど、面白くないですね(^^; ストーンは アメフトが好きなのでしょうか?アメフトの楽しさというものが、ほとんど伝わ って来ないのですが。
 この映画見てるとアメフトとは巨体の男たちがぶつかり合う力のスポーツとい った感じで、野蛮で頭悪そうに見えてしまいます(^^;もともと、私はアメフトっ てあまり面白いとは思わないんだけど。アメフトファンが見ればこの映画も楽し いのでしょうか?
 キャストも熱演してるんだけど、生きてないですね。やたらでかい効果音と、 男達のぶつかり合いだけが印象に残る映画でした(^^;
(★)

2000/06/01 wrote

【マイ・ハート、マイ・ラブ】
 アンジェリーナ・ジョリー、ショーン・コネリー。4人の女性と4人の男性。そ れぞれのカップルの様子を追っていく映画。この人達はなんかつながりあるんだ ろうな、と思って見ていくと最後でつながります。プロットがたくさんあって、 上手にできてる映画です。
 タイプの違う人間、異なる場面設定、そういった男女間の駆け引きみたいなも のが詰め込まれています。一言、一つの行動で二人の関係とは良くもなるし悪く もなる。巻き返しもできる。こういうのはある程度、場数を踏むことなんでしょ うね。
 この映画で登場する中では、本棚を倒す女が私のタイプに近いですかね。いろ んなタイプが揃ってるけど、みなさんのお好みはいるかな(^^;?
(★★★☆)

2000/06/04 wrote

【インサイダー】 マイケル・マン
 アル・パチーノ、ラッセル・クロウ。CBSのドキュメント番組のプロデュー サー(パチーノ)が、大手たばこ会社をクビになった研究員のドクター(クロウ) から、たばこの有害性についてのインタビューを撮り、それを放送するまでの、 七転八倒という映画。実話に促しているとのことです。
 長くて地味な映画で眠いです。たばこ吸う人はたばこの有害性がわかっていて 吸ってるのだから、このインタビューが放映されたところで、大騒ぎになっても 売り上げガタ落ちということはないでしょう。それに、なにしろ吸ってる人は既 にニコチン中毒なのですから(^^;
 この映画はたばこの有害性というよりか、利潤を追求する巨大産業の横暴さ、 それに対する個人の無力さを訴えようとしているのでしょう。他にも車産業であ るとか、携帯電話産業であるとか、やばいけど隠してるというのはけっこうある でしょう。
 クロウはさすがアカデミーノミネートされるだけの演技しています。こんなブ ヨブヨしたおじさんが、グラディエーターをやるとは信じられんです(^^; パチ ーノもアメフトコーチよりかこっちの役の方がはまってます。でも、映画自体は そんなにおもろない(^^;
(★★☆)

2000/06/08 wrote

【プロポーズ】
 クリス・オドネル、レニー・ゼルヴィガー。つきあって3年の二人、オドネル はいよいよ結婚を決心してプロポーズ。しかし、まだどこか決心つかず思わず失 言してしまう。
 コメディタッチの恋愛結婚映画。男はオドネル一人ですが、彼の相手としてた くさんの女性が登場します。これだけたくさんいると、女性が見た場合自分と同 じタイプの女性を見つけることができるでしょう(^^; ゼルヴィガーがなかなか キュート。女性受けする女性かと思います。
 映画は男の視点で描かれています。ちなみに原題は"THE BACHELOR"直訳すれば 独身男。女性が見たらけっこう頭くるんじゃないかな(^^;
 言葉というのは大事です。刺さる言葉ってありますね。一言の失言を取り戻す のはこれは大変なもので、それが本音ならなおさら(^^; でも、ちょっとぐらい 抜けてる方がいいんだよね(^^;
 この映画では、仕掛けがあって結婚のタイムリミットがオドネル30歳の誕生日 です。そういえば私の30歳の誕生日もあと1週間とちょっと。いつのまにかいい トシになったね(^^;
(★★★★)

【プランケット&マクレーン】
 ロバート・カーライル、リブ・タイラー。英映画。舞台は18世紀のイギリス。 紳士強盗と名乗り、貴族ばかりを襲う二人組の泥棒の話。
 さすが、イギリスの映画だけあって少々ドロドロ入ってます。しかし、映画の テンポは良いしそれぞれのキャラも魅力あって良いです。小物もなかなか凝って ます。鉄砲なんかはこの時代特有の型なんでしょうが、上手く再現してます。
 ”紳士”という言葉がイギリスでは大変重要な意味を持つのでしょう。さて、 紳士とはいったい何か?
 貧相でチビですが、カーライルは味のある俳優ですね。この映画はカーライル が見たくて見たようなものなのですが。
(★★★☆)

2000/06/14 wrote

【グラディエーター】 リドリー・スコット
 ラッセル・クロウ、ホアキン・フェニックス。ローマ帝政時代。ローマ帝国の 皇帝が自分の息子に皇帝を継がせることに不安を感じ、人望の厚い将軍に継がせ ようとするが....。
 お金のかかってる超大作。アクションシーンも工夫して撮ってあり良い出来で す。合戦シーンなんかは少々お子様には残酷かもしれないけど迫力あります。S FXは多用してる感じですね。時代劇もSFX使うとこうなるよ、ってとこでし ょうか。
 ストーリーも良くできています。親子の確執。民衆と政治。特に民の心をどう っやたらつかめるかというあたり、日本の政治家も勉強してもらいたいですね。  まだ時期的に早いけどアカデミー賞とってもいい映画かと思います。
(★★★★)

2000/06/19 wrote

【マン・オン・ザ・ムーン】 ミロス・フォアマン
 ジム・キャリー、ダニー・デビート。35歳という若さで癌で亡くなった、アン ディ・カウフマンの伝記映画。
 本物のカウフマンを知ってればもっとおもしろいのでしょうね。私も本物は知 りません。
 ”笑い”とは何かを考えさせてくれます。人を笑わすというのは、なかなか難 しいことです。人間にとって笑い、ユーモアというのは大切なもの。という具合 に笑いをまじめに扱ってる映画です。
 私は、このジム・キャリーという役者(コメディアン)すきなのですが、日本 では評価されないんですよね。この映画も、公開は日本劇場だったのですが、わ ずか一週でシネシャンテへ(^^; しかもガラガラ(^^; 監督がアマデウスのミロス・ フォアマンでジム・キャリーはこの映画でゴールデングローブ賞を受賞している というのに、その賞効果が全く出てない感じです。日本では、ジム・キャリーと いうのも早すぎる笑いなのか?
(★★★☆)

2000/06/21 wrote

【人狼】
 日本のアニメ映画。第二次大戦後の日本。自衛隊の他に首都の治安を維持する ための武装集団、首都警というのができているという架空の設定。時代は昭和30 年代ぐらい、首都警はテロリストを制圧しようとしている。主役は首都警の青年。 爆死した少女を見てPTSDになる。
 いわゆる軍隊ものです。軍人の苦悩とテロリスト達。日本も一歩方向がが変わ れば、こういう時代になったかもしれませんが、こういう時代はさすがに先進国 ではもうないと思いますがね。人間もばかじゃないから。
 思ったよりか小難しい映画です。別にストーリーこんな複雑にしないでいいと 思うのですが。舞台設定が昭和30年代で独特の雰囲気が出ています。映像はきれ いです。
 しかし何より驚くのは劇場の混みようです。若い青年?(20代30代)が8割と いう客構成なのですが、満員です。先々週見ようと思ったら並んでいたので、2 週送ったのですがまだ混んでました。何が彼らをひきつけるのか(^^;?
(★★★)

2000/06/25 wrote

【ザ・ハリケーン】 ノーマン・ジェイソン
 デンゼル・ワシントン。ミドル級のチャンピオンであった黒人ボクサー、 リングネーム”ハリケーン”が殺人容疑で有罪判決。獄中より無罪を訴えるが、 判決は覆らず。彼は獄中で手記を書く。数年後に古本市で青年がその本を見つけ て感動し、ハリケーンに会いにいく。
 人種差別と冤罪モノです。ありがちないじけ根性映画ではなく、希望を持たせ てくれる映画。事実に基づいた話のようですが、こんなことがあるもんなんです ね。あきらめなければいつかはなんとかなるか....。最後に頼りになるのはカナ ダ人というのが、なんか本当っぽくっていいです(^^; ああ、実話か(^^;
 D・ワシントンが素晴らしい。ボクシングシーンもすごいですが、悟りきった ような涼しい表情なんかいいですね。アカデミー主演男優賞は彼で良かったんじ ゃないの?配給がメジャー系じゃないからだめなのか(^^;;
(★★★★☆)

2000/06/30 wrote


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