| 合計 | 24本 |
| うち劇場 | 7本 |
【ザ・ビーチ】 ダニー・ボイル
レオナルド・ディカプリオ、ロバート・カーライル。タイに一人旅に来ていた
ディカプリオ。宿の隣人（カーライル）に秘密の楽園の地図をもらう。しかし、
その隣人は自殺してしまう。ディカプリオはタイで知り合った友人を誘ってその
ビーチを探しに行く。
麻薬＆犯罪ものかと思ったのですが、文明と自然と人間の関係を描いている映
画でした。自然の楽園に憧れながらも文明から離れられない人間の姿。自然は美
しいが厳しい。
映像的にもおもしろいし、それほど説教臭くもないしでいいのではないのでし
ょうか。アメリカで評判良くなかったそうですが、確かにヨーロッパっぽい映画
ですね。
さて、この映画ディカプリオファンは満足するのか。あまりかっこいい役とは
言えないけどいっぱい出てます。ちょっとディカプリオが前面に出過ぎのような
気がするぐらい。
ディカプリオゲーム（謎）とか、ディカプリオがゲームボーイで遊んでいるシ
ーンなんかおもろいですね。映画にもこうやってゲームが普通に使われる時代に
なりましたか。
タイの森を燃やしてクレームつけられたとか、仏像の映像を使ってクレームつ
けられたという話だったけど、そんなの無かったです。いつ出るのかと期待して
見てたのに(^^;
（★★★★）
2000/05/01 wrote
【愛がこわれるとき】 ジョゼフ・ルーベン
ジュリア・ロバーツ、パトリック・バーギン。暴力夫とそれに怯えるがどうに
もならない妻の話。
暴力夫というのはあまり表に出ないですが、けっこう重要な社会問題のようで
す。結婚した仕事を持たない妻というのは弱い立場で、夫が暴力を振るうからと
言って簡単に逃げられないものでしょう。いじめ問題に似たようなところもあり
ます。腕力をちらつかせて女性を支配しようなんて男性は基本的に気が弱いので
すが、やってはいけないことですね。
原題は"sleeping with enemy"。これが邦題になると"愛がこわれるとき"です
か(^^; 全然ラブストーリーじゃないんだけど(^^; "プリティ・ウーマンと"同時
期につくられた映画ですが、Ｊ・ロバーツもこんな社会派の映画に出ていたんで
すね。
（★★★）
【奇跡の輝きの】
ロビン・ウィリアムス。二人の子供を交通事故で失った医者のウィリアムス。
数年後彼も交通事故であの世へ.....。
死後の世界モノです。死後の世界の一つの解釈と言えるのでしょう。ＳＦＸを
多用し幻想的な世界をつくりあげていますが、あまりきれいではないです。天国
ってもっときれいなところかと思ってたんですが(^^; まあ、この映画での死後
の世界は当人のイメージしたもの、すなわちウィリアムスの天国ということでは
あるのですが。
しかし、この映画はどっちかと言えば死後の世界を映像化しただけで終わって
る感じ。もうちょっと何かがほしい。
不思議なことに天国と地獄という区別は西洋にも東洋にもあります。しかも似
ている。輪廻的な部分もこの映画にはあったけど、西洋にも輪廻の考えってあっ
たっけ？
（★★☆）
2000/05/03 wrote
【ボーン・コレクター】 フィリップ・ノイス
デンゼル・ワシントン、アンジェリーナ・ジョリー。仕事中の事故で首から下
が不随になってしまった警官のアドバイスで猟奇殺人犯人を追いつめるという話。
羊たちの沈黙のレクターにあたるのが、ワシントンです。
猟奇殺人モノはいい加減に食傷ぎみですね(^^;どうしてこういう気持ち悪いの
が受けるんでしょう?ストーリー並だし、主人公が障害者というのが新機軸なぐ
らい。
この映画犯人がわかるまでもそんな面白くないのですが、犯人がわかったとこ
ろで益々白けます(^^;
最近は物語よりか現実の方がショッキングなの多くてこんなぐらいじゃ驚かな
いっすよ(^^;
（★）
2000/05/04 wrote
【３９ 刑法第三十九条】 森田 芳光
鈴木 京香。劇団仲間の夫婦を殺害した青年には、多重人格者の兆候があった。
彼は精神鑑定を受けることになる。刑法39条とは、精神障害の人の刑を軽減する
という内容のもの。
人間を殺すということは、通常の精神状態ではできないものですから、言って
みれば殺人者は皆精神病と言って良いのかもしれません。だから精神鑑定で黒と
なった人の刑を軽減するというのも変な話だと私は思います。
殺人を犯す人というのは人口のいったい何％にあたるのかわかりませんが、こ
の世の中からはなくならないものなんでしょうかね？
鈴木は最初っから最後まで地味な女性の役です。普通の映画だと途中で変身す
るものですが(^^;
（★★★）
【催眠】 落合 正幸
菅野 美穂、稲垣 吾郎。奇怪な自殺事件が多発する。どうやらそれには催眠術
がからんでるらしい。催眠術と、多重人格という流行の定番オカルト映画です
(^^;
この映画見ればとりあえず催眠術の勉強にはなりますかね(^^; ここでは催眠
に多重人格がからんできます。多重人格というのは催眠の行き過ぎで、自己を統
一できなくなってしまう状況ではないだろうか。酒や麻薬で人格が変わるという
のも似たようなもので、これらは薬の力をかりて多重人格となっているのでしょ
う。
どの人間にもある程度多重人格的なところはあるのかもしれませんが、やはり
一つの哲学、ポリシーで統一していくべきなのが人間ではないかと私は思います。
これは努力を要するもので簡単なことではありません。
しかし、日本も外国の映画も、現実の犯罪も多重人格モノが花盛りですね(^^;
もうちょっと多重人格というのは恥ずべきもので、人間のあるべき姿ではないと
いうのを強調してもらいたいものです。
（★★★）
【ワイルド・マン・ブルース】
ウッディ・アレンの参加するジャズ・バンドのヨーロッパツアーの様子を追っ
ているドキュメンタリー。
ウッディ・アレンは自分の映画にもよく出ていますが、その役柄は現実の彼そ
のものですね(^^; 彼の映画よりか、むしろこのドキュメンタリーの方が面白い
です(^^; ユーモアのセンスはさすが、世界のウッディ・アレン。
どこに行ってもたくさんの報道陣と、ファン?がアレンを追っかけてきます。
その様子を反対側からカメラで撮影している様子がおもしろい。案外こういうタ
イプのドキュメンタリーって今まで無かったですね。
彼はこのドキュメンタリーの中では韓国人の女性と一緒にいます。この女性も
なかなか癖があっておもしろいです。アレンと一緒にいるにはこれぐらいのパワ
ーが必要なんでしょう。
アレンはたくさん映画撮ってますが、自身では「アニー・ホール」がお気に入
りのよう。私はこの映画見ていないんです。見なければいけませんね。
（★★★★☆）
2000/05/05 wrote
【天地無用】
日本のオタッキー系アニメです。主人公の天地は若い女の子6人ぐらいに囲ま
れて山の中に住んでいる。何やってる人か不明。私がこのビデオ見たところ、こ
のような状況設定しか把握できませんでした(^^;
１と２二作見たのですが、どちらも更にプラスでかわいい女の子が出てきてそ
れが天地とからんで、まわりの女の子がやきもちやく、というストーリー進行。
頼りないけど、善人の青年が一人。それを囲む様々なタイプの魅力的な女性。
みんなその青年に夢中。このようなセッティングはオタッキーアニメの定番設定
で現実にはありえない状況です(^^; ただ善人なだけでモテモテなら苦労はない
わけで(^^; 待っててモテルなんてのはキムタクぐらいのもんでしょう(^^;
（★★☆）
【シークレット 嵐の夜に】 ジュリアン・ムーアハウス
ミシェル・ファイファー、ジェシカ・ラング。お父さんとその3人娘の話。遺
産相続にからむドロドロ劇です。
親子でこんな関係になってしまうのは悲しいことです。しかし、これって日本
でも特別な話ではないですよね。遺産なんてあてにしなければいいのですが、そ
うもいかないものなんでしょう。
お父さんの気持ちもわかります。昔ひどいことをしたんでしょうが、許せない
ものでしょうかね。
（★★★）
【イン＆アウト】 フランク・オズ
ケビン・クライン、マット・ディロン、ジョン・キューザック。俳優のディロ
ンがアカデミー賞を受賞。そのスピーチで高校の恩師のクラインが”ゲイ”であ
ると言ってしまう。結婚直前だったクラインのまわりにその噂が広まる。
コメディタッチでなかなか面白い。アメリカでもゲイという噂が広まると大変
なんだな、とわかります(^^;
キューザックがいったいどこに出ているのかと思ったら、なんとクラインの花
嫁役でした。ゲイの役ではなく、女の役なんですが最後までまったくわかりませ
んでした。すごい演技力ですね(^^; でも、この映画で男優が女の役を演じる必
然性が全くないのですが(^^;
（★★★☆）
【Ｍｒ．マグー】 スタンリー・トン
レスリー・ニールセン。元はアニメみたいですが、ニールセン主演のコメディ。
お金持ちだけど、目が悪いおじいさんが起こすドタバタ劇。
テンポ良いしそれなりに面白いです。裸の銃ほど面白くはないですが。
泥棒役の女優のアクションがすごいです。けっこうな美人ですが、鋭いまわし
蹴りにパンチ。スタント無しでやってるみたいですが、すごいですね。あんなに
空だよく動く女優は見たことありません。
（★★★）
【Ｍｒ．ダマー 2 1/2】 ジョナサン・リン
ジェフ・ダニエルズ。邦題ではMr.ダマーの続編みたいですが、ジェフ・ダニ
エルズが出ているだけで、全く別の映画です。どうしてこういうことするんでし
ょうね(^^;
ダマーはナンセンスおバカコメディでしたが、本作はコメディタッチのドラマ。
結婚を直後に控えた弁護士（ダニエルズ）が、悪友の主催した独身パーティのお
かげでトラブルに巻き込まれる。
女優はきれいだし、なかなか面白いコメディです。ダマーのおバカさを期待す
ると期待はずれでしょう(^^;
（★★★☆）
【知らなすぎた男】 ジョン・アミエル
ビル・マーレイ、ピーター・ギャラガー。イギリスの弟（ギャラガー）のとこ
ろに遊びにきた、アメリカ人の兄（マーレイ）が起こすドタバタ劇コメディ。
マーレイは天然ボケの役で、最初っから最後までそれで押しまくります。でも、
あまり面白くないです(^^; Ｂ・マーレイって向こうで人気今もあるんですかね？
とにかく日本では受けないコメディでしょう。
（★★）
【至上の愛】
ジュディ・デンチ。英国の女王（名前忘れた）とその側近の話。それなりに良
くできていて、イギリス人なら自分の国の話なんで楽しいのでしょうね。でも、
日本人にとってはあまり興味ないところです。
"エリザベス"と似た雰囲気の映画ですが、私は本作の方がよくできてると思い
ます。ただ、主演女優がＪ・デンチなので、華がないのがつまらんですが(^^;
（★★★）
【クイック・シルバー 恐怖の収集家】
ある日、自分の手が意志を持って反乱を起こし、思い通りに動かなくなり....
という話。
手が勝手に動くという一ネタで押しまくるだけの映画ですが、見てしまいます。
手が走り回る（謎）姿はなかなかおもしろいですね(^^;
題名からは、こんな映画とは全く思わなかったけど、この題名は何を意味して
るんでしょう？わからんな(^^;
（★★★）
2000/05/06 wrote
【オール・アバウト・マイ・マザー】 ペドロ・アルモドバル
舞台はスペイン。未婚の母と一人息子（17歳？）。しかし、息子は母の目の前
で交通事故に遭いあの世へ。母はこの事を、行方がわからなくなっている息子の
父に伝えに行く。
フランス語の原題はよくわからないですが、「オール・アバウト〜」という題
名は「オール・バウト・イヴ」（邦題はイブの総て）からきています。もう一つ、
「欲望という名の列車」という話、これは舞台化されているのですが、これも映
画の中で使われています。というわけで、本作見る前にこの二つは予習しておい
た方がいいんでしょうね。ちなみに私が見たのは前者のみ。
説明のナレーションは少なく、最初はなんだかわからない人間関係が見ている
うちに徐々につながって見えてきます。そして前術の映画が効果的に使われてい
ます。たくさん賞をとった映画ですが、確かにうまいし、評論家受けする映画で
はありますね(^^;
登場人物けっこう多いのですが、この映画には女性しか出てきません。男も出
てくるけどゲイです(^^; こういう映画みていると、男は種付けだけしてればい
いのかな、って思いますね(^^; 父は無くても子は育つと(^^;
（★★★）
2000/05/08 wrote
【アメリカン・ビューティー】 サム・メンデス
ケビン・スペイシー、アネット・ベニング。都市郊外に住むアメリカ人の２つ
の家庭の話。ケース１とケース２というところでしょうか。日本にもそのままあ
てはまる内容です。ごく平凡な一家。ごく平凡な家庭内別居状態。
アカデミー賞とった映画ですが、かつてこういうシニカルなコメディタッチの
話がアカデミーとったことがあったでしょうか？主演男優もカッコ悪い役です
(^^; アカデミーも変わったのかね。
力が抜けていながらブラックジョークに満ちた映画です。Ｋ・スペイシーは脱
力感に満ちたキュート?なお父さん。カローラに乗っている。Ａ・ベニングは怒
れる欲求不満のジコチューお母さん。ベンツのＲＶに乗っている。この二人が夫
婦で主役という時点でブラックですね(^^;
あまり一般受けはしない映画でしょう。難しい観念論的なことも語っています。
例えば美の定義、人間の魅力、人間が生きる目的。そんなものはそう簡単に答え
が出ないし、ある程度は人それぞれと言えます。
また、ある場面設定をつくっておいて、どうしてこの人は、こんなことしたの
か？誰がこんなことやったのか？そこを、わざとわからないようにしているとこ
ろがあります。さあ、見てるあなたが考えてください、ということなんでしょう
ね。だから見終わってすっきりしないのでしょうが、そこは人それぞれで解答を
つくってください。
小道具としてビデオカメラが使われます。それも液晶モニタータイプ。液晶モ
ニターというのはカメラにとって一つの革命と言えると思います。肉眼で見つつ、
それが映像として記録される。デジカメも同様ですが、ファインダーごしでなく
目で見た感動が記録されるというのは違うのです。
美とは一瞬のひらめき。いつも見ていればそれは常態となる。このひらめきを
忘れたくなくてビデオをまわす。
（★★★★）
2000/05/11 wrote
【完全なる飼育】 和田 勉
竹中 直人。竹中が高校生を誘拐・監禁するという話。
飼育モノは現実の世界に本当に起こってしまいましたからインパクトは少ない
ですね(^^; この映画ではわずか１ヶ月半程度の監禁ですが、本物は何年でした
っけ(^^;; オハナシより現実の方が超越してしまっています(^^;
この映画で監禁するのは高校生なんですが、実際は高校生ぐらいになってしま
うと、凶暴化していて飼うのは無理と思います(^^;
（★★☆）
【ハムナプトラ】 スティーブン・ソマーズ
ブランドン・フレイザー、レイチェル・ウェイス。原題は"the mummy"という
ことで、ミイラものです。呪いのかかったミイラを復活させてしまった。さあ、
たいへんだという話。
ヒロインがいまいちですね(^^; ミイラはよくある包帯ミイラではなく、ひか
らびタイプです。
ＣＧか着ぐるみか、見ていてもよくわかりません。なんとなく見てるとＣＧで
あることが、あまり気にならないぐらいよくできているのですが、実際はかなり
使われいます。俳優はほとんどＣＧ相手に演技しているんですね。シンドバット
シリーズではこういうバケモノはストップモーションアニメでやっていましたが、
今やすっかりＣＧになってしまった。
そのＣＧですが、メイキング見たら、筋肉や皮膚の動きまでシミュレーション
しています。そこまでやってるとは思いませんでした。今や最先端のハイテクと
は映画で進化していくものなんですね。
（★★★）
2000/05/16 wrote
【どら平太】 市川 昆
役所 広司、浅野 ゆう子。どんな町奉行がやってきても、投げ出してしまうよ
うな、汚職の町。そこに豪傑?で名高い、どら平太が奉行としてやってきた。こ
の町は変わるのか？
役所がなんともいい味出しています。今までなかったタイプのヒーロー。力が
抜けていて、偉くなくいけど、強くて筋が通っている。男の一つの理想像でしょ
う。遠山の金さんに近い役だけど、金さんのように栄養が行き届いた感じはあり
ません(^^;
汚職の町は現代になぞらえています。お役所は老害がはびこり、硬直常態。当
の老人達はそれに気がつかず。清濁あわせて呑むのが政治と思っている。正に現
代の日本ですね(^^; 政界の老人に是非とも見てほしい映画です(^^;
最後はちょっとまるくおさめすぎのような気もしますが、罰を与えればいいと
いうことではない。罪を認めることが大事であるということころでしょうかね。
現代的というか未来的ですね(^^;
時期的に気が早いですが、日本アカデミー賞レベルの映画かと思います。
（★★★★）
【はつ恋】 篠原 哲雄
田中 麗奈、真田 弘之。病気で入院している母のオルゴールから、投函してな
いラブレターを田中は見つける。その相手は父ではない。田中はその相手が気に
なり探しに行く。
田中のはつ恋の映画かと思ったら、お母さんのはつ恋の映画でした。しかし、
この篠原監督というのは自然と音楽の使い方が絶妙です。今回は桜と、ピアノ曲。
少々クサイところはあるけど、ほのぼのとしたヒューマンドラマです。それぞ
れの登場人物に味があります。タクシーの運ちゃんのキャラなんか面白いです
(^^;
普通は24年ぶりにはつ恋の相手に会ってもがっかりなんでしょうが、この映画
の場合は真田弘之ですから、はつ恋の思い出もぶち壊しにならないでいいですね
(^^;
（★★★☆）
2000/05/20 wrote
【現実の続き夢の終わり】 陳 以文
水野 美紀、柏原 そう。台湾に麻薬を買いに来た日本人が、取り引きの現場で
台湾ヤクザに撃たれて死んでしまう。それを知った死んだ男の恋人（水野）が日
本からやってくる。彼女は復讐を誓う。一応日本の映画だけど、監督は中国人だ
し、セリフもほとんど中国語です。
ストーリー的には台湾版ゴッドファーザーみたいなヤクザの抗争に日本の女の
子が巻き込まれるというか、抗争をかき回す話。中国人のヤクザってのは日本と
もアメリカとも違います。仁義も人情も愛もなし。金だけがすべて、って感じで
おっかないですね。
ガンアクションはなかなか良いです。特にチンピラ4人組の無鉄砲さは迫力あ
り。ピカピカのオートマ拳銃を振り回し、イタチのように跳ねまわります。私は
シュリなんかよりこっちの方がいいですが(^^;
しかし、水野の動機づけがちょっと甘すぎ。たかが恋人が死んだぐらいでここ
までできるか(^^; まあ、お話だからいいんでしょうが。全体的にストーリーに
ちょっとまとまりなく、リアリティ的にもあやしいとこ多いです。
水野もよくアクションがんばってます。それなりに様になってるし、いいんで
はない。柏原がいつ活躍するのかと思ってたら、全然活躍しないんですね(^^;
トマトジュース（ブラッディマリーか？）飲んでるだけ(^^;
（★★★）
2000/05/25 wrote
【ヘナ】
正式な題名忘れたけどインドの映画です。結婚式の当日、大雨で結婚式に向か
う途中の新郎は交通事故をおこし、川に流されパキスタンへ。彼はパキスタンで
助けられるが、記憶を失っていた。
恋愛と踊りに社会情勢を加えたというインドの定番的な映画なんでしょうね。
この映画で問題となってるのは、インドとパキスタンの宗教の違いと国境です。
インド人もパキスタン人も民族的にはほとんど同じに見えますが、宗教がヒンズ
ーとイスラムでは相容れないものなんですかね。
ヒロインは日本人が見てもきれいだな、と思いますが、ヒーローの方はでっぷ
りとしていて、日本の基準からするといい男とも言えないでしょう。このあたり
は一つの美意識の違いというやつか(^^;
（★★☆）
【菊次郎の夏】 北野 武
北野 武。たけしがガキをお母さんのところに連れて行くというロードムービ
ー。一言で言ってかったるいです。くどいし、おもしろくもない。こんな映画が
賞とれるはずないです。たけしの作品、私はたいして評価してないのですが、そ
の中でも最低ランクに近いのでは。
いい加減自分が主演する映画はやめた方がいいでしょうね。武ができる役って
のは、ヤクザか変なおじさんなんですから。
そういえば、岸本加世子がこの映画で日本アカデミーの賞とったんだっけ？こ
んなチョイ役になんで賞くれるんだか。日本の映画界はおかしいんじゃない？
（★）
2000/05/28 wrote