| 合計 | 22本 |
| うち劇場 | 7本 |
【ダーク・シティ】 アレックス・プロヤス
近未来というか架空の世界が舞台。ダークシティというだけあって、ずっと暗
い画面(^^;
ＳＦかと思ってみたのですがそうでもない。映像的に特に新鮮さもないし、な
んか面白くないんですよね。この映画みてから四日たって感想文今かいてますが、
内容どんなだったか忘れてしまいました(^^;
（★★）
【ランナウェイ】 ブレット・ラトナー
クリス・タッカー、チャーリー・シーン。自動車の洗車人のタッカーとＴＶリ
ポーターのシーンのコメディ。タッカーが事件に巻き込まれそれをシーンが追っ
かけます。
タッカーが甲高い声でひたすらしゃべってる映画です。しゃべりは少しだけお
もしろいです(^^; シーンはいるだけで目立たず。タッカーファン用の映画です
かね(^^; 期待通りの映画でした(^^;
（★★）
【大いなる遺産】 アルフォンク・クアロン
イーサン・ホーク、グウィネス・パルトロウ、ロバート・デニーロ。原作ディ
ケンズ。舞台は現代のニューヨーク。お金持ちの娘で豪邸に住んでるパルトロウ
と、平民のホークとのラブストーリー。
ホークは好青年、パルトロウはお高くとまった謎めいた女という役どころ。パ
ルトロウはこういう役多いですが、合ってます。でも、映画としておもしろいわ
けじゃあない(^^;
この映画は何が言いたいのか不明。デニーロも何のために出てくるのかよくわ
からん。原作がどこにいかされてるのかね？
（★★）
【プレイヤー 死の祈り】 キャシー・レモンズ
サミュエル・Ｌ・ジャクソン。ジャクソンと二人の娘、そして奥さん。ジャク
ソンは浮気の現場を娘に見られてしまう。
ジャクソンと子供達といった感じの映画。半分ぐらいは黒人の子供の演技の映
画です。確かに子供はかわいいんだけど、テーマがなんか暗いし、楽しくない映
画ですね。
（★★）
【真夜中のサバナ】 クリント・イーストウッド
ケビン・スペイシー、ジョン・キューザック。気難しやで有名なお金持ちの記
事を書くために、キューザックはそのお金持ちが住む不思議な街にやってきた。
そして殺人事件が起こる。容疑者はそのお金持ち。
半分ぐらいは裁判シーン。長い映画です。テンポ悪くてつまらんです(^^; ス
ペイシーはこの映画ではヒゲはやして、ヅラまでつけてるので出てるのに気がつ
きませんでした。さすがアカデミー主演男優ノミネート。見事な化け様です。
しかし、このイーストウッド映画もつまんないですね。やはりもうボケがきて
しまったのでしょうか(^^;;
（★★）
2000/03/08 wrote
【ダブル・ジョパディー】 ブルース・ベレスフォード
アシュレイ・ジャッド、トミー・リー・ジョーンズ。幸せな3人家族にある日
悲劇が。だんなが何者かに殺され、その容疑が奥さん（ジャッド）に。そして奥
さんは刑務所に。彼女は6年後に保釈の身となるが、事件の真相を追う。その保
護観察官がジョーンズ。
前半の刑務所シーンがかったるいですが、後半はなかなか良いテンポで徐々に
盛り上がっていきます。ジャッドもいいけど、ジョーンズの渋さがやっぱりいい
ですね。
ストーリーも悪者は地の果てまで行っても悪者でわかりやすいし、いいんでは
ないでしょうか。年齢差がありすぎるので、ラブストーリーはないですがね(^^;
（★★★☆）
2000/03/09 wrote
【友情の翼】
第二次大戦下の捕虜収容所の話。捕虜になってるのはアメリカ人とイギリス人
なのかな？警備してるのがドイツ人。と言っても捕虜収容所で虐げられてる話で
はなく、異国間の人間の交流みたいな話。はっきり言ってつまんないです(^^;
捕虜でも、街に出られることになってます。かなり自由な捕虜。これなら戦争
やってるより捕虜のがいいです(^^; こんなに厚遇されてるなら脱走することも
ないと思うけどね(^^;;
（★★）
【ルル・オン・ザ・ブリッジ】 ポール・オースター
ハーベイ・カイテル、ミラ・ソルヴィーノ主演。ミュージシャンのカイテルは
流れ弾に当たって、ミュージシャンとして再起不能となる。そしてある日、不思
議な石を発見する。その石の箱にあった電話番号に電話したら女（ソルヴィーノ）
がでた。
ファンタジックというかなんだかよくわからん映画。見てる途中で寝ましたが
(^^;オチも私には意味不明でした(^^; おまけにジーナ・ガショーとかウィレム・
デフォーとか曲者俳優が出てきてますます意味不明(^^; 何が言いたいんだか...。
しかし、カイテルがじじいすぎて、ソルヴィーノとはつりあわんです。
（★★）
【マイライフ・アズ・ア・ドッグ】 ラッセ・ハルストレム
スウェーデン映画。スウェーデンのある少年の日常といった映画。少年は犬を
飼っている。お母さんは体が弱く、ついには入院。少年は親戚の家に預けられる。
主役は普通の少年（１０歳ぐらい？）。特に大事件もなし。暗い話なわけでも
なし。見てると自分の子供の頃を思い出すような映画です。子供の演技が自然な
のは子供を適当に遊ばせて撮ったのを編集したからんでしょうね。こういう映画
も悪くはないけど、私はあまり好きではないです(^^;;
この映画ずっと見たいと思っていて、やっと見ました。
（★★☆）
2000/03/12 wrote
【クッキー・フォーチュン】 ロバート・アルトマン
グレン・クローズ、リヴ・タイラー。クッキーというのはおばあちゃんの名前。
おばあちゃんはだんなが死んでしまってウツ病気味。そこに孫娘が街からかえっ
てきた。孫娘と近所のおじさん３人でイースターのパーティーをやることに。し
かし、事件がおこる....。
豪華キャストなのにつまんないです(^^; 何度か眠りましたが、もう少しなん
とかできないのかね。登場するキャラもいやな＆変な人ばっか。おばあちゃんに
対する敬愛の念もほとんど感じられないし、なんでしょうこの映画は(^^;
予告編があやしげで面白そうだったので見てしまいましたが、スッカリ予告編
にだまされたというやつですね。この映画の宣伝を担当した人に賞あげたいぐら
いだな(^^;
（★）
2000/03/16 wrote
【きみのためにできること】 篠原 哲雄
柏原 崇、真田 麻垂美。宮古島で宮古がすりのドキュメンタリーをバイオリニ
ストの真田がリポーターで撮影。その様子をとってる映画。音響が主役で柏原。
文章にするとややこしいけど、つまりは撮影部隊とその周辺の人間模様のフィク
ションの映画です。
まずは、音響さんを主役にするというのが珍しくて新鮮。もちろん音はきれい。
映像もきれい。人間模様の微妙なやりとりもいいです。この微妙な感じは外国人
には理解できないかもね。
この監督は「月とキャベツ」という映画撮って注目されたのですが、感性の鋭
さはそのままで本作の方が数段洗練されています。
宮古島の現地の人もたくさん出ていますが、素のままで演技させてませんね。
だから自然です。半分ドキュメンタリーみたいな映画と言えます。
キャストもいいです。というかキャスティングが上手です。セリフも自然だし
おもしろい。
（★★★★★）
【ラ・ブーム】
仏映画。ソフィー・マルソー映画デビュー作品。中学生の恋と両親の不仲？と
いった映画。マルソーは15歳だっけ？映画の中では13歳の役。日本人とは比較で
きないですが、13歳とは思えません(^^; 相手役の男の子の恋愛演出力もチュー
ボーのものとは思えん(^^; まあ、それは映画だからいいんですが。
主題歌は英語。映画中でもアメリカの影響受けてるような部分が多々あります。
フランスもアメリカかぶれしてるのかい(^^;;
今見てもそれなりに見れるし、ソフィー・マルソーはやっぱりいいですね。
私の中では、ラ・ブームってエッチな（謎）映画というイメージあったのです
が全然そんなことありません。さわやかな恋愛もの。日本の配給会社が変なイメ
ージつけてるんですよね。このビデオにもキャッチコピーが書いてあります。”
ソフィー！唇よ燃えろ！”こういうアホなコピーをつくるのは誰なんだ(^^;
（★★★）
2000/03/19 wrote
【氷の接吻】 ステファン・エリオット
ユアン・マクレガー、アシュレイ・ジャッド。まず言っとくと、ロマンチック
ラブストーリーではありません。リアリティや、ストーリーの辻褄も気にしない
方がいいでしょう(^^; 人によっては”なんじゃこりゃ？”かもね(^^; 映像は凝
ってて、遊びがあります。私はこんな映画きらいではない(^^;
謎の女。それを追う男。邦題で”氷”がついてる（原題 eye of the beholder）
のはやはり「氷の微笑」を意識してのことでしょう。確かに本作も謎の美女と、
それを追う男が主人公。しかし、男のタイプが全く違います。メカオタクの男。
現代的?でいいんではないでしょうか(^^;
謎の女はいい味が出ています。シャロン・ストーンの後を継げるのはアシュレ
イ・ジャッドかもね。松島奈々子には逆立ちしようが無理な役(^^;;
しかし、最後のオチが夢オチか幽霊オチになるんじゃないかとハラハラしまし
た(^^;
（★★★☆）
2000/03/22 wrote
【アメリカン・ヒストリーＸ】 トニー・ケイ
エドワード・ノートン、エドワード・ファーロング。白人主義者？の兄（ノー
トン）が黒人を射殺して投獄された。彼は元は普通の青年だった。何が彼を変え
たのか？
人種差別を扱った映画で、アメリカでは問題になったでしょうね。日本では人
種差別問題というのは大きくは無いですが、怒る荒れる若者の心理というものが
よく描けています。荒れる若者に見せるといい映画かも。これ見てわからないよ
うなら処置なしです(^^;
この映画でＥ・ノートンは1988年のアカデミー主演男優ノミネート。なのに日
本では今ごろ公開してます。しかも恵比寿で単館上映(^^; Ｅ・ノートンの知名
度だって上がってるし、けっこう一般受けする映画と思うんですがね。彼の演技
はやはりすごいです。青年時代、犯罪前、出所後という３つのシーンがあるので
すが、正に別人の目です。また演技とは関係ないですが、彼は着ヤセするタイプ
なのか脱ぐとけっこうすごい体しています。意外でした(^^; とにかく今後も注
目な俳優ですね。つけ加えておくと、ファーロングもいいですよ。
（★★★★）
2000/03/24 wrote
【ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ】 ヴィム・ヴェンダース
キューバ人の老人バンドの様子を追ったドキュメンタリー。彼らはその昔、キ
ューバで名声を博したバンドであったが、一線から退き忘れられた存在となって
いた。それが再結集し、アルバムをつくりあげた。そのアルバムは大ヒットしグ
ラミー賞も獲得する。
老人と言っても半端な老人ではなく、70〜100歳ぐらいが中心メンバーです。
その年齢を感じさせないパワーはすごいものです。美しく老いるとはこういうこ
となんだな、と思わせるようなきれいに枯れた老人たち。キューバと言うと、政
情が不安定で暗いイメージがありますが、彼らを見てるとそんなものは全く感じ
られません。明るく陽気で幸せそうです。日本の老人よりかよっぽど幸せなんで
はなかろうか？
音楽についてはカリビアンというジャンルなのかな？私もこういう音楽きらい
ではないけど、やはり南国の陽気な音楽という感じでぴったりはこないですね。
こういうの聞いてると日本人には三味線とか尺八が合ってるんだな、と思います。
（★★★☆）
【男はつらいよ フーテンの寅】 森崎 東
渥美 清、倍賞 千恵子、香山 美子。男はつらいよの3作目。監督が山田 洋次
ではありませんが、相変わらずの寅です。確かにちょっとテンポが悪いような気
もするけど(^^; マドンナが登場するのは後半。今回はマドンナは無しなのかと
思いました(^^; この後監督がまた山田洋次に戻るみたいですが、本作は不評だ
ったんですかね？別に悪くはないと思うけど。
（★★★）
【デッド オア アライブ 犯罪者】 三池 崇史
哀川 翔、竹内 力。二人ともヤクザに見えるのですが、刑事（哀川）とヤクザ
の（竹内）対決ものです。日本の映画界はヤクザネタが好きですよね(^^; 本作
は映像が凝ってて、表現が少々過激です。ストーリーはどうでもいいです(^^;
オープニングでけっこう期待させるのですが、中だるみがあってエンディング
のクライマックス。この映画はこのオチがつくりたくて撮ったのか、それとも途
中でこのオチを思いついたのか？まあ、どうでもいいですが(^^; とりあえず
「デスペラード」は越えましたね(^^;; 勇気を買って★１つプラスします(^^;
しかしこの監督次回はどういうもの撮るんでしょう。こんなオチを使うと変な
期待をされてしまうぞ(^^;
（★★★☆）
2000/03/25 wrote
【グリーン・マイル】 フランク・ダラボン
トム・ハンクス主演。スティーブン・キング原作。死刑囚と看守のヒューマン
ファンタジックドラマ。
私は原作を先に読んでいたのですが、驚くばかりに原作に忠実にできています。
こんなに、原作を見事に再現してる映画も珍しい。むしろ原作にあった余計なプ
ロットやキング特有?の汚いクドイ描写が省かれている分だけスッキリきれいに
仕上がっています。映画を見たら原作は読まない方が良かったり(^^;
この映画、3時間越えの超大作ではあるのですが、原作のメッセージを伝える
にはこの長さが必要だったのでしょう。私はあまり長さを感じなかったです。
キャスティングも良いです。キーマンとなるコーフィー（巨体の黒人）、パー
シー（悪者看守）、その他の死刑囚もハマリ役。原作のイメージ通り。ネズミの
ジングルもイメージ通り(^^;
ストーリーについては見てください。生と死、罪と罰、善と悪。愛とは何か。
人が人を裁くということ。これら解答が簡単に出せない難しい問題を扱っていま
すが、そんなの気にしないでも見ることができます。
スピルバーグが4回泣いたそうですが、私は2回ということにしときましょう。
ストーリー知らなかったら4回ぐらい泣いたかな(^^;?
（★★★★☆）
2000/03/28 wrote
【破線のマリス】 井坂 聡
黒木 瞳、陣内 孝則主演。原作は野沢 尚で江戸川乱歩賞をとったそうな。黒
木はテレビ局のニュースの編集をする人。陣内は郵政省のお役人。
黒木の編集した取材テープのおかげで、陣内が悪者との印象を世間に与えてし
まう。奥さんには逃げられ、自分は左遷されてしまう。怒りのぶつけどころのな
い陣内は....。
要はマスコミ批判ものです。取材で追う側、追われる側両方の立場が描かれて
います。ちょっとお説教臭くて語りすぎなところもあるけど、まあいいのでしょ
う。これぐらい言わないと当人はわかんないのでしょうから(^^;
監督は[Focus]という浅野忠信主演の映画で注目された人ですが、今度の映画
も、スピード感あるし、映像も斬新。特にホームビデオカメラの使い方が効果的。
なんか賞あげてもいいぐらいの作品に思うけど、郵政省をこれだけコケにしたら
賞はもらえんのでしょうね(^^;; こんなおもしろい映画が単館でしかも3週間でうちき
りとは残念な話です....。
最後に中村敦夫ファンのみなさまに朗報。この映画で十数年ぶりに「こんばん
は中村敦夫です」が見れます(^^; 鳩山邦夫さんも登場。環境問題と蝶々につい
て熱く語ってくれます(^^;
（★★★★☆）
2000/03/30 wrote
【undo】 岩井 俊二
豊川 悦史、山口 智子。主演の二人は夫婦。奥さんの精神状態が次第におかし
くなっていき、なんでもヒモで縛るようになる。最後は自分を縛ろうとする。
出演者はほとんどこの二人だけ。セットも限られたセットを使っての低予算映
画。
変な映画ではあります(^^;; 監督が山口智子を縛ってみたかったんですかね
(^^; 映像的にはおもしろいけど、それだけです。
（★★）
【ベルベット・ゴールドマイン】
ユアン・マクレガー。英映画。イギリスロック界の話。主人公はブライアン・
スレイドという人ですが実在の人物なのかな？出てくるの私は知らない人ばかり
ですが。
イギリス人やこの周辺の音楽に興味ある人なら楽しい映画なのかもしれません
が、私は退屈でした(^^;
酒、ドラッグ、女、ゲイ、そしてロックという感じの映画です。日本のバンド
も最近はビジュアル系とか言うらしいですが、ゲイっぽいのが多いですね。時代
が閉塞してくると、男性が女性化していくというのはいつの世にもあることみた
いですが。
ユアン・マクレガーはこの映画でも脱いでます。それにしてもよく脱ぐ俳優で
すね(^^;
（★★）
【プラクティカル・マジック】
サンドラ・ブロック、ニコール・キッドマン。主演の二人は魔女。しかし、愛
した男が死んでしまうという呪いがかかっている。
変な映画です(^^;; 何が言いたい映画なんでしょうか？主演の二人は脚本読ん
でから出演承諾したのか？こんな変な映画になんで出てしまったのでしょう(^^;
見所は主演をはれる女優が二人出ていることだけ。女優二人にお金がかかって
るのか他のキャストはしょぼいです。
サンドラ・ブロックの出てる映画はつまらない、というのが定着しつつある今
日このごろ(^^;;
（★）
2000/03/31 wrote