映画 更新順

【プライベート・パーツ】
　ハワード・スターン主演。実在するＤＪハワード・スターンの半生の映画。当 人がまんま主役です(^^;　最初はさえない感じの兄ちゃんが後半に行くに従いＤ Ｊになっていきます。主演のＨ・スターンはなかなかの役者です。
　一応サクセスストーリーになるんでしょうね。コメディタッチ、下ネタ多しで すが、おもしろいです。エンディングでアカデミー受賞式をパロッてるシーンが ありますが、この映画は賞あげてもいいぐらいの大作感ありますよ(^^;; こんな おふざけ映画に賞はもちろんくれないんでしょうが(^^;
（★★★★）

【アメリカン・グラフィティ】　ジョージ・ルーカス
　ルーカスの出世作となったという７３年の作品。舞台は１９６０年代のアメリ カのとある街。高校を卒業しての夏休み。若者たちののある一夜の青春群像とい った映画。前から気になってた映画ですがはじめてみました。
　高校卒業しての夏休みってよくアメリカでは映画の題材になりますね。絵にな りやすいんでしょうね。日本の場合は春休みか。あんま映画にはならんね(^^;
　一夜にしては出来事がたくさんありすぎですが、よくまとまってるし面白いで す。不良も出てくるけど、妙にのどかでホンワカムードです。ちょっと毒がなさ すぎで美化しすぎかな、という気もするけど。
（★★★）

【ライアー】　ジョナス・ペイト
　ティム・ロス、クリス・ペン。富豪の男が猟奇殺人の容疑者となる。ウソ発見 器に彼をかけても、反応が出ない。しかし、彼はあやしい。
　なかなか会話がおもしろい映画。オチはちょっとだけど、過程がおもろいから いいや。こんなとこにティム・ロスが出てましたね。地味だけど味があります。
（★★★）

【キスト】　レイン・ストップキウィッチ
　カナダ映画。カタカナだと何だかわからんけど原題は"KIssed"です。動物の死 体が好きな少女は大きくなって、死体防腐処理師?になって斎場に勤める。彼女 は死体姦に目覚める。
　こうやって字にするとすごいストーリーですね(^^; この映画は受け付けない 人は3分でだめでしょう(^^; と言っても別に映像汚いとかそういうのじゃないで すが。この映画の基本はラブストーリーです。主役の女の子の趣味がちょっと変 わってるだけ(^^;
　映像はむしろきれいです。登場人物の感情表現も良くできてるし、おもしろい です。
　なぜ死体がすきなのか？やはり文句も言わないし、思い通りにんなるから？そ んな単純な理由じゃない！とこの映画は言いたいんでしょうが。
（★★★☆）

2000/02/04 wrote

【007 消されたライセンス】　ジョン・グレン
　ティモシー・ダルトン主演。ダルトン二作目の007シリーズです。89年の作品。 　二人の美女の間で揺れるボンド。敵は中国系とメキシコ系が入り交じります。 007にしては敵にクセが無さ過ぎで普通っぽいですね。本作はアクションも仕掛 けもいま一つ物足りない。
　ところでスティンガーって地対空の赤外線追尾のミサイルだったよね？バズー カみたいな使い方してるけど。せっかくスティンガーがあるならヘリコプターぐ らい撃ち落としてほしいところです(^^;
　ダルトンはスパイっぽさでは一番かと思いますが、ちょい地味すぎなのかな？ （★★☆）

【パリ・テキサス】　ヴィム・ベンダース
　78年の作品。カンヌ映画祭グランプリクン。アメリカのテキサスで失踪してい た兄が4年ぶりに見つかる。弟は兄を引き取りに行く。兄は心を閉ざしていて、 一言もしゃべらない。
　最初は無言の兄がしゃべるようになり、息子と対話するようになり、母親を探 しに出かける、という具合に兄という人間が徐々に再生していく様子を描いてい ます。
　映像はきれいです。子供もかわいい。テンポはのろめですが、こんなもんでし ょう。
　やはり家族は心が通じ合うのなら、肉親と一緒に暮らすのが本当だと私は思い ます。
　私としては奥さんの言動に少々納得いかないものがあります。本当にだんなの ことをずっと思っていたのでしょうか？わざとらしい(^^;; だんなも自分を冷静 に分析しすぎ。これだけ自己分析できる人が壊れるとは思えない(^^; まあ、映 画だから....。確かにグランプリクンになりそうな作品ですね。
（★★★）

【ヒューゴ・プール】　ロバート・ダウニー
　アリッサ・ミラノ、ショーン・ペン、ロバート・ダウニーJr。プールのゴミす くいの仕事をするヒューゴ（ミラノ）が主人公。ミラノのお父さんがプールのは りかえ用の水を汲みに。途中で謎のヒッチハイカー（ペン）を拾う。何軒もゴミ すくいしてるうちに、筋萎縮症の男やゲイの男（ダウニーJr）と知り合う。とい うわけで特にストーリーはありません。
　別に感動作でもないです。映像も話のテンポも妙に狙ってるツクリものっぽい 映画。
　筋萎縮症と言うと思い出すのが、私が入院してたとき同室にいたおじさん。こ の病気良くなることは無いそうで、本人もそうでしょうが周りもつらいですね。 　しかし、この映画は暗いところは全くなし。普通は障害者をどうしても特別視 してしまいこうやって普通の人のようには扱えないものなんですよね。
（★★★）

2000/02/10 wrote

【多重人格少女 ISOLA】　水谷 俊之
　木村 佳乃、石黒 賢、黒澤優。阪神大震災後の神戸。東京よりボランティアで 木村が神戸へやってくる。そこで、不思議な少女（黒澤）と出会う。
　予備知識ゼロで見たのですが、臨死体験モノでした。木村が多重人格ではなく、 新人の黒澤さんという女優がそれです。この女優、新人と書いてあるけど、 「美しい人」で田村正和の娘やってた人ですよね（後記：違いました(^^;）。新人とは思えない存在感。今後に 注目です。木村はどっちかと言えば脇役のストーリーテラー。ファンの人が見に いっても楽しくないかも。
　ストーリーはけっこうムズイです。専門的？なので臨死体験関連の予習しとい た方が良かったり(^^; でも、ベースは「雨月物語」みたいですね。これを現代 風にアレンジして、分析するとこうなるのでしょう。
　阪神大震災で傷ついた人々や、いじめ、自己発見、恋愛と嫉妬みたいな要素も 織込まれていてよくできた脚本だと思います。期待度ゼロで見たのですが意外に 面白かった。
（★★★☆）

【リング０ バースデイ】　鶴田 法男
　仲間 由紀江、田辺 誠一。リングシリーズの前章。貞子（仲間）の劇団時代の 話。貞子はある劇団に入る。彼女が劇団に入って以来奇怪な事件が多発する。
　リングシリーズ何故か全部見てる（全て劇場で見たわけじゃないけど）のです が(^^;これは一番出来が良いです。監督は過去の３つ（リング、らせん、リング ２）と違う人ですが、過去作を考慮しながら、上を行く作品に仕上げています。
　貞子演じる仲間も良いですね。この女優、NHKの連ドラでチョイ役（小林薫の めい）で出てたときから気になってましたけど。田辺さんというものトヨエツの ニセモノみたいでいいです(^^;
　わかりずらいかもしれないけど、怖さも一番。過去の3作はこけおどしで怖が らそうとしてましたが、本作は人間の怖さ、怨念みたいなものがドロドロしてい て怖いよ〜ん。昭和40年代の小物や雰囲気も独特の怖さを醸し出しています。貞 子がかわいそうです。泣けます（普通は泣けないと思うけど(^^;）。
　本作みるにあたり、リングは見といた方がいいでしょうね。予備知識のために。 まあ、早送りでいいけど(^^;
　しかし、このロック調の主題歌は何なの？映画の雰囲気と全然あってないぞ (^^;
（★★★★）

2000/02/12 wrote

【鉄道員】　降旗 康男
　高倉 健、大竹 しのぶ。原作 浅田 次郎。北海道の現在はさびれた炭坑街で働 く駅員の話。
　設定がNHKの連ドラでやっていた、「すずらん」と妙にだぶりますが、私は 「すずらん」の方が良かったです。鉄道員は確かに高倉健は存在感あるんだけど、 他がどうも安っぽくていかんです。大竹はミスキャストと思います(^^; 広末だ って、とってつけたようで違和感あり。
　映画のテンポはとろい。油断すると眠ります(^^; いかにも日本古来の映画ら しい映画。こんな並の映画に賞くれんのか(^^;?
　ストーリーは別に感動しませんでした。アメリカの軍隊ものと同じで、妙にＪ Ｒ持ち上げてるような感じでかえってやらしい。私は（東京の話ですが）駅員は 偉そうにしてるし、ぞんざいな人が多いので嫌いです(^^;
　小林ねんじ演じる駅員が小渕総理によく似ています。小渕総理はやはりせいぜ い村長さんレベルなんだよね(^^;
（★★）

【男はつらいよ】　山田 洋次
　渥美 清、倍賞 千恵子。あの寅さんの第一作、昭和44年の作品。親に怒られた ことがきっかけでプイと出ていってしまった寅が20年ぶりに帰ってきた。両親は 既に他界。妹はおじさん夫婦に育てられていた。
　本作で既にメインキャラは揃い、キャラクターも確立しています。今見ても全 く古くなく、面白いです。さすがですね。
　本作では重要なイベント、倍賞と前田吟の結婚があります。これは寅さんファ ンならおさえておかなければならない作品ですね。意外とみなさん一作目は見て ないんじゃない？
　しかし、これぞ地域振興映画です。これが無ければ柴又なんて今ほど賑やかで は無かったんでは？けっこう毛だらけです。
（★★★★☆）

【ニルヴァーナ】
　仏映画。近未来、オコサマ・スター社のつくったニルヴァーナというゲームの 中のキャラが自分がゲームの中にいることに気がついて....。
　フランス製のサイバーパンクという奴ですかね。アメリカ製とはやはり雰囲気 違います。この映画でも日本はどうやら重要らしくオコサマ・スターはたぶんお 子様のこと。主役級のおじさんはゾニーのカラーアイ（目玉）を欲しがっていま す。
　ちょっとわかりづらく、最後も半分寝てたら突然終わっちゃいました。オチが あったのかわからんけど、巻き戻す気はしませんでした(^^;
（★★★）

2000/02/16 wrote

【ストーリー・オブ・ラブ】　ロブ・ライナー
　ブルース・ウィリス、ミシェル・ファイファー。子供が二人いる夫婦。同じ家 に住むも別居同然の状態になっている。このままでいいのか.....。
　私のような未婚で子供のいない人間には少々、共感しづらい映画です。私が何 言おうとも、”あんた結婚してないでしょ？”と言われればそれまでですしね (^^;
　結婚して子供つくったなら、その子供が成人するまでは面倒みるのが親のつと めでしょう。離婚すれば子供に影響がでるのが当然のこと。
　しかし、何かの本で読んだのですが、生物学的には人間というのは３年ぐらい で燃え上がった恋愛感情が消えるそうです。そして今度は別の相手と燃え上がる。 本能のままに生きればそうなるみたい(^^;人間はおしどりとは違うみたいですね (^^;
　少々お説教くさい映画。言ってる内容は特に目新しいことはなし。男性、女性 両方の視点から、語ってるつもりみたいだけれど、男性監督ということで主とし て男性的視点ですね。
　一応映画はハッピーエンドだけど、このカップルがこの後ずっとうまくいくと は思えんね(^^; （★★）

【ビューティフル・ピープル】　ジャスミン・ディズダー
　英映画。ロンドンの街にすむボスニア出身の4人（だったかな？）の男とそれ をとりまく人達の話。というわけで、ボスニアものです。
　オープニングはなかなかかっこ良くて、映画のハイライトはここです(^^;
　登場人物が多くて、特に主役はなし。ボスニア人は顔が似てるので最初は区別 つかづ、同じ人かと思って映画見ていました(^^;;
　ボスニア問題って日本では遠い世界の話で、ほとんど話題にもなりませんが、 イギリスではけっこう関心高いんでしょうね。この映画はボスニア問題を通して 反戦を訴えている感じです。これが現代の話なんですよね....。
（★★★）

2000/02/18 wrote

【スリーピー・ホロウ】　ティム・バートン
　ジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ。１８世紀のアメリカ。ニューヨ ーク郊外のスリーピー・ホローという村に首なし騎馬の幽霊が出現し、人の首を 切り落とすという事件がおこる。捜査にデップがやってくる。
　先行レイトで夜中の2:50からの回を見たのでうが、いやはやスリーピーでした (^^; 睡眠が十分で無かったというもあったけど。映像的には確かにきれいで豪 華な感じはあるのですが、いま一つテンポがよろしくない。一応ホラーなのかな？ 全然怖くはないですが。また、今までのティム・バートン作のようなものを期待 すると期待はずれかも。音楽は例のごとくダニー・エルフマンですが、美術セン スもストーリーもかなり普通っぽいです。私としては今までのぶっ飛んでる方が 良かったです。次回作にそういうの期待(^^;
（★★☆）

2000/02/20 wrote

【カンゾー先生】　今村 昌平
　柄本 明主演。第二次大戦下の日本のとある田舎町の開業医の話。誰でも肝臓 炎と診断するので、村のみんなからカンゾー先生と呼ばれている。といってもヤ ブ医者ではありません。実際この時代は肝臓炎が多かったようです。この先生は、 呼ばれればどこへでも馳せ参じる、熱心な医者。医は仁術と言いますがそんな感 じ。こんな医者がいたらいいな、とは思うけど特に現代、しかも東京にはいない でしょうね...。医者ってたいへんな職業。私には勤まらんよ。
　使ってる俳優、映画の雰囲気ともいかにも今村昌平という感じ。これは一つの スタイルでいいんではないでしょうか。音楽がジャズの山下洋輔で、なかなか印 象深いです。
（★★★）

【ボクサー】
　ダニエル・デイ・ルイス主演。英の作品。14年ぶりに出所してきたＩＲＡの闘 士ルイス。彼の元恋人は既に結婚していた。ルイスはボクシングを再開する。
　ＩＲＡものです。ＩＲＡものたくさん見てますが、この辺の闘争の背景ってや はり日本人じゃ理解できないですね。血で血を洗う抗争という感じで、ヤクザの なわばり争いみたいに見えてしまいます。こんな非生産的なことやってれば国が 発展しないのもあたりまえ。
（★★）

【５４】　マーク・クリストファー
　ライアン・フィリップ、サルマ・ハエック、ニーブ・キャンベル、マイク・マ イヤーズ。70年代にニューヨークで流行った高級ディスコ？５４をめぐる人達の 話。フィリップがバーテンで一応主役。
　ディスコの話なんだけど、不思議と騒々しくなくまったりとした雰囲気の映画。 最初は気がつかなかったのですが、オースティンパワーズが出てました(^^; キ ャンベルも今までとだいぶ雰囲気違うので、最初はわからんかったです。
　青春ものかと思ってみたのですが、芸能界の光と影といった感じの映画。芸 能界を礼賛もせず、批判もせず。淡々としていて、いいんではないでしょうか。 監督はニーブ・キャンベルファンと見ました(^^;
（★★★）

2000/02/22 wrote

【エネミー・オブ・アメリカ】　トニー・スコット
　ウィル・スミス、ジーン・ハックマン。盗聴法を推進する議員のスキャンダル 画像が入ったディスクを預かってしまった弁護士（スミス）の災難劇?
　議員サイドは盗聴技術を駆使して、スミスを追いつめます。ちょっとやりすぎ で、リアリティとしては怪しい。この映画の中で出てくる盗聴技術自体は全て現 在のテクノロジーで実現可能なのでしょうが、これだけまとめて一人相手に盗聴 するなんてことがありえない。一議員がスパイ衛星使って盗聴なんかできるんか ね(^^;
　映像的には衛星から撮ってるようなカメラワークが面白い。雨のシーンが多い のですがこれがきれい。アクションもなかなかの迫力。
　どんな鍵かけようが泥棒は技術を駆使して鍵を壊して入ってくるわけで、盗聴 は防ぎようはないと言えばなし。それを合法的に認めてしまう盗聴法はやはり問 題ありですね。警察なら、情報を好きなだけ盗んでいいと言ってるようなもんで すから。
　この映画では盗聴法推進議員は、最後破滅するのですが、日本では盗聴法が既 に通ってしまいました。とんでもないことですわ(^^;;;
（★★★）

【モスラ３ キングギドラ来襲】　米田　興弘
　松田 美由紀、大仁田 厚。モスラシリーズ3部作完結編だそうで。キングギド ラがやってきて、子供達をさらい繭みたいな中に閉じ込めてしまう。モスラが助 ける。
　今回の敵はキングギドラということで、なかなか豪華なつくりになってます。 特撮はよくできてます。新しい場所を壊すのはお約束ですが、名古屋のツインタ ワーに突っ込んでましたね(^^;
　モスラが死んだと思ったら生き返ったり、キングキドラも死んだと思ったら生 き返ったりと、ストーリーがよくわからんのですが、1粒で二度楽しめるという ことでいいんですかね(^^;;
　キャスティングはメインはいつもと同じみたい。松田と大仁田はさらわれた子 供の父母です。”料理は想像力だ”とか、面白いこと言う登校拒否の子供がいる のですが、いま一つ人物描写が中途半端ですね。モスラはいいから、この子供の こともっと描いて欲しかった(^^;
（★★☆）

【続・男はつらいよ】　山田 洋次
　渥美 清、倍賞 千恵子、佐藤 オリエ、東野 英治。寅さんシリーズの二作目。 続とついてるぐらいですから、まだこの時点では48作も続くとは思って無かった んでしょうね(^^;
　プイと出ていった寅が約1年ぶりに突然戻ってきた。またすぐ旅に出ると行っ て出ていったかと思ったら、近所の中学校時代の先生（東野）の家に上がりこん で胃けいれんで病院にかつぎこまれていた。
　マドンナは先生の娘で佐藤。医者役で山崎努が出ています。若いです。
　今回は産みの母親（亡くなってなかった）との再会という重要なイベントがあ ります。
　寅さん節はますます好調。しゃべりの調子が誰かに似てると思ったらビートた けし、にそくっりなんですね。同じ下町なんだ、と変に納得(^^;; しかし、ビー トたけしの映画は暴力が基本で殺伐としてますよね。
　私は前作よりこちらの方が面白かったです。続編が第一作を上回るとシリーズ も長続きできるんでしょうね。
（★★★★☆）

【フェイス】
　ロバート・カーライル。英映画。5人組みの強盗（カーライルは主犯格）が役 所か何かの現金を強奪。しかし、思ったより額が少ない。５等分するが、なにも のかがその盗んだ現金を盗む。犯人は誰だ！
　5人のうち誰が犯人か？というよくあるパターンの映画。最近のこういう映画 はオチが荒唐無稽な場合が多いですが(^^;これは大丈夫です。安心して見てくだ さい(^^;
　しかし、犯罪者を美化しすぎですね。いい犯罪者も悪い犯罪者も犯罪者なんで すから(^^;
（★★★）

2000/02/27 wrote

【マグノリア】　ポール・トーマス・アンダーソン
　トム・クルーズ、ジュリアン・ムーア。あるアメリカの都市での人間群像とい った映画。主役はいません。登場人物が多いです。それらがそれぞれ微妙につな がっていて見てるうちにつながってきます。つながりすぎずにつながっていると いうバランスが上手です。
　テーマは人間。「生きることはつらい」とどっかの哲学者が言ってましたが、 そんな感じです。様々なポイントを様々な角度から描いています。特に大事件は 起きず、人間生きてれば経験するようなことが織り成されています。永年生きて れば人に言えない秘密というのはあるもので....。人によってツボは違うんでし ょうが、グッとくる場面が一個所ぐらいはあるんじゃない？いや、これは職人芸 ですね。
　最後のオチをどうつけるのかとかと思ったらそうきましたか(^^; インパクト 度は高いです(^^; 日本にも晴れ時々ぶた、というのがありましたな.....。
　アカデミーに助演男優でトムがノミネートされましたが、どうせノミネートす るなら、作品か監督でしょう。しかし、アカデミー賞というよりかカンヌ映画祭 という感じの映画で、トムが出てなければ日本ならシネマカリテあたりで細々と やってるんでしょうね。映画マニア向けの映画なんではないでしょうか(^^;
（★★★★）

2000/02/28 wrote

|BACK|CINE TOP|FWD|