| 合計 | 17本 |
| うち劇場 | 2本 |
【墜ちてゆく女】
仏映画。邦題だと、女がドロドロにはまってゆく映画かと思ってしまいますが、
ただの恋愛映画。別に女側が墜ちてるとは思えません。しかし普通とはちょっと
違う恋愛ではあります。女がかなり年上で男が年下という恋愛。
映画のつくりとしては最初にオチを見せます。そして、はて、そこまでどう行
くんだろうか？となります。
女は美人なんですが、自分でも若い男とは不釣り合いなのがわかるのか出歩き
たがりません。また、すごくヤキモチやき。常に誰か他の女にとられてしまうん
ではないかと気がきではありません。こういう微妙な心理の描き方がうまいです。
やはり、あまり年の離れたカップルはうまくいかないものですよね。離れても
一回り以内でしょう。どっちが年上でもいいとは思うけど。
（★★★）
【スカーレット・レター】
デミ・ムーア、ゲイリー・オールドマン。アメリカ開拓時代、人妻と牧師の禁
断の恋。というわけで、インディアンとキリスト教が関わってきます。
しかし、こういうの見てるとキリスト教って変だな、と思います。キリスト教
が人の救いになってるのか、争いのタネになってるのかわかりません(^^; 牧師
もちょっと修行が足りないんじゃない(^^;?
ムーアってアメリカでは大人気だけど、私は別にいいと思わないんですよね。
時代劇にもあってない感じだし、あんまり魅力も感じません。お約束なのか、ム
ーアのヌードシーンはきちんと挿入されてますので、ファンの方はこれで満足な
んでしょうか(^^;
（★★）
【BE MYBOY】 シュー・ケイ
香港映画。男の同性愛の恋愛映画。同性愛映画としては、世間から白眼視され
る部分が描かれているのが珍しいです。普通こういう映画って単なる恋愛映画に
してしまってる場合多いですが、同性愛にとって一番大変なのはやはり世間との
折り合いでしょう？
おじさんと青年のカップルが主人公。男の同性愛のカップルってこの形態が多
いんでしょうかね？青年の方はトシとると今度は若い男を求める、という図式に
なるんでしょうか？それとも青年はトシとると現役引退になっちゃうんでしょう
か(^^;
（★★★）
1999/10/04 wrote
【ツイン・タウン】
英映画。イギリスのとある街の人々の話。登場人物は多いですが、主人公は双
子の兄ちゃん。この二人は車泥棒の常習犯。ちょっと変な登場人物が多い。
悪ガキが出てるだけの映画で面白くないです。悪ガキを少々美化してるのが気
に入らない。
（★★）
【マンハッタン・ラプソディー】 バーバラ・ストライサンド
バーバラ・ストライサンド、ジェフ・ブリッジス。独身のコロンビア大の数学
教授が交際相手募集の広告を出す。それに同大学の文学の教授の妹が姉に内緒で
応募。二人の交際がはじまる。二人はセックスレスなつきあいをするが.....。
Ｂ・ストライサンドが主演監督脚本と大活躍の映画。男女間に友情は成立する
のか。結婚して恋人夫婦が良いのか。お友達夫婦が良いのか。セックスレスの夫
婦は成立するのか？私は結婚したことないのでわかりまへん(^^;
女性監督だけあって映画の視点は女性です。女性の微妙な心理みたいなものが
よく描けてるのではないでしょうか？
美人とは何かというのも一つのテーマですが、美人というのはセンスの良さで
は無いかと思います。メイクや服、会話すべてセンス。センスというのは磨ける
もので、やはり頭の良い女性のほうが向上する可能性が高いと言えるでしょう。
しかし、変な邦題。内容を全くあらわしていません(^^;
（★★★★）
【悪魔の恋人】
主人公は１６歳の女の子。ライブで謎めいた青年と知り合う。やさしくて、し
っかりした青年のように見えるのだが、彼には謎の部分が多い。
邦題見ただけで、この青年が怪しいとわかっちゃうのは良くないですね(^^;
タイトル見ないで見れば最初は恋愛映画かな？と思ってしまうでしょう。でも、
なかなか良くできた映画でおもしろいです。お父さん、女の子、青年、それぞれ
の気持ちがよく表現されています。
この青年も扱い方一つでこんなケースにならなかったかもしれません。しかし、
やはり育てられた環境の影響が大きいのでしょう。最後には人が信じられないの
です。この青年を肯定はしないけど、かわいそう。
（★★★☆）
【愛を乞う人】 平山 秀幸
原田 美枝子。時代は昭和３０年ぐらいの日本。水商売の母と娘。母は娘を虐
待するという話。
日本アカデミー賞とったんでしたっけ？なんでしょうのこの映画(^^; 暗いし、
テンポ悪いし、楽しくもないし、感動もしません。おまけに長い。演技も熱演で
うっとうしいし、なんでこんな映画に賞くれんの(^^;; でも、昔はこういうタイ
プの日本映画って多かったよね(^^;
（★）
【ノストラダムス】 ロジャー・クリスチャン
ノストラダムスの伝記映画。しかし、この映画でノストラダムスが予言をする
ようになるのは最後の３０分ぐらい。それまではヨーロッパの時代劇で退屈その
もの(^^; ノストラダムスの若いころの苦労とか結婚なんてどうでもいいです
(^^;;
（★★）
【アイス・ストーム】 アン・リー
ケビン・クライン、シガニー・ウィーバー。舞台は３０年？ぐらい前のアメリ
カ。都市郊外の街の人間模様といったとこでしょうか。主役はいない感じですが
１４歳の女の子が一応の主人公かな？少々暗めの映画。
不倫はやめましょう、とぐらいしかコメントできんね(^^;
Ｓ・ウィーバーはいいですね。エイリアン以外でもっと普通の女優として映画
に使ってほしいです。
（★★☆）
【フラバー】 レス・メイフィールド
ロビン・ウィリアムス。大学の化学教授がフラバーという弾性のものすごく強
い物質を発明する。これに悪者が目をつけて、一騒動になる。
やはり子供向きの映画なんですかね？内容的にはけっこう漫画的。運動量保存
の法則からすれば加えた力以上の弾力が発生することはありえません。物質自体
が運動量を発生させれば別ですが。まあ、漫画だからいいんですね(^^;
とにかく、Ｒ・ウィリアムス孤軍奮闘の映画。しかし、いっぱい映画出てます
よね(^^;;
（★★☆）
【ファザーズ・デイ】 アイバン・ライトマン
ロビン・ウィリアムス、ビリー・クリスタル。あるときウィリアムス（脚本家）
とクリスタル（弁護士）は、昔つきあっていた女性から息子がいると告げられる。
しかし、父親はどっちかわからない。息子は現在行方不明。二人は協力して息子
を探す、という話。
二人とも息子がいると告げられてけっこううれしそうなのですが、そんなもん
なのかな？自分の息子がいないからというのもあるでしょうが。あんな悪ガキ私
ならいらない(^^;
（★★☆）
【アミスタッド】 スティーブン・スピルバーグ
アンソニー・ホプキンス、モーガン・フリーマン。時代は１８００年代の奴隷
制度のあるころ。黒人の奴隷船で反乱が起きる。その反乱をめぐり裁判が行われ
る。
雰囲気的にはシンドラーのリストっぽいです。奴隷の黒人と言葉が通じないと
いうＥＴ的な要素も入ってますが(^^;
やはり２時間半は長いです。内容的にはだいたい予想した通りの賞狙い？大作
です。けっこう鼻につく映画ですね(^^; まあ、これでは賞はとれないでしょう
ね。ノミネートされただけでよし、という映画かね(^^;
（★★☆）
1999/10/11 wrote
【マトリックス】 ウォシャウスキー兄弟
キアヌ・リーヴス。コンピュータプログラマーのリーヴスがある日謎の人物か
ら狙われる。そして、味方と言い接近してくる女。マトリックスっていったいな
んだ？
ストーリーについては見てください。ちょっと仮想現実とか入ってムズイかも
（見てるうちにわかる）しれません。しかしノリだけで見ても面白い映画です。
仮想現実ということでまあ、なんでも有りです。サイバーパンク＋ドラゴンボ
ール＋ストリートファイターと言ったとこでしょうか。独特の世界です。現実ベ
ースで映画つくったらこんなゲーム的＆漫画的にするとどうしたって違和感出て
しまいますから、これはこれでいいんではないでしょうか。お年寄りにはキツイ
映画かもね(^^;
続編つくるとのことですが、この世界を保って続編うまくつくれるのかな？２、
３ができるのとりあえず楽しみにしておきます。
（★★★☆）
1999/10/23 wrote
【告発】 マーク・ロッコ
ケビン・ベーコン、クリスチャン・スレーター。軽犯罪でアルカトラズに収監
されたベーコンが脱獄を企てたということで、独房に3年も閉じ込められていた。
ようやく独房から出されたが、彼は殺人を犯してしまう。その弁護人がスレータ
ー。
半分は裁判シーン。地味で暗い映画です。ベーコンの自閉症みたいな演技はさ
すがです。この当時はまだスレーターの方が格上だったみたいですが、この映画
はベーコンの映画ですね。
しかし、光も全くないような独房に3年も閉じ込められていても人間て生きて
るもんなんですね。すごい生命力。この映画見れば刑務所になんか入りたくない、
と思うでしょう。入りたい人なんかもともといないか(^^;
（★★★）
【ネネットとボニ】
仏映画。あるときピザ屋の店員の兄ボニのところに妹のネネットが訪ねてくる。
ネネットは妊娠しているという。しかし父親は誰かわからない。
現代フランスの若者群像といったところでしょうか。淡々としたテンポの映画。
いかにも仏映画という感じで特筆するとこもなしかな。
（★★☆）
【この森で天使はバスを降りた】
ある田舎街に女の子が一人でやってくる。彼女は暗い過去を持ってる女の子だ
った。
雰囲気的にはそんな暗くも無いのですが、内容は思いっきり暗いです(^^; 別
に感動するわけでもないし、妙に淡々としていて印象薄い映画。
（★★）
1999/10/25 wrote
【梟の城】 篠田 正浩
中井貴一、鶴田真由。司馬遼太郎原作。舞台は豊臣秀吉が天下をとった時代。
信長に滅ぼされた伊賀忍者の残党の貴一が、秀吉の暗殺を依頼される。当初拒ん
でいた貴一であるが、秀吉暗殺を引き受ける。
貴一がなんか忍者に見えません。妙に熱演だしチャンバラも下手だし。忍者っ
てもっとこう静かで影がある感じがいいんじゃない？貴一ファンには悪いけどミ
スキャストです(^^; 鶴田も謎の女の役ですがこれもミスキャスト。くの一の葉
月もミスキャストという具合にミスキャストオンパレード映画です(^^;; 脇役陣
がいい味出してるだけに惜しいですね。主役はあの釜茹でされちゃう人のが良か
ったんでは(^^;
映画としては現代風にしようとしてる感じですが、新しさはあまり感じません。
ただ、ストーリーはなかなかおもしろいです。原作はきっと面白いんでしょう。
原作面白かった人はたぶんこの映画見ない方がいいでしょう(^^;
（★★☆）
1999/10/31 wrote