映画 更新順

Augast 1999

合計

19本

うち劇場

2本


【アイズ・ワイド・シャット】 スタンリー・キューブリック
 トム・クルーズ、ニコール・キッドマン。医者のクルーズとその奥さんのキッ ドマン。二人はクルーズの元患者でお金持ちのパーティーに招かれる。そこでク ルーズは偶然、昔の友人に出会う。そして....。ストーリー楽しむ映画なのでこ こまでにしときましょう。
 予告編見てるだけではいったいなんだかわかりませんが、この映画は一夜の夜 の不思議で怖い?出来事のサスペンスムービーなんでしょうかね。たくさんの謎 が出てきて、解けないままに終ってしまう謎もたくさんあります。オチはつくら ない方がかっこいいのです(^^;
 脇役含めて各登場人物のキャラクター設定が綿密にやってある感じです。ニュ ーヨーク人の生態みたいなものも見えて、なかなか奥深さがある映画です。美男 美女の夫婦の微妙なやりとりも興味深い。
 一般受けはしないけど、評論家受けは良い映画かもね(^^;(★★★★)

【スクリーム2】 ウェス・クレイブン
 ニーブ・キャンベル。スクリームの続編。前作の事件から2年。この事件をも とにした映画がつくられ試写会が催される。そこで殺人事件が。そしてまた連続 殺人がはじまる。キャンベルは大学生になっている。
 主演と一部登場人物は重なっていますが無名の俳優が多く誰が殺されるかわか らないし、犯人も誰だかわかりません。この辺の緊迫感は前作同様。一般的に2 は面白さがレベルダウンすることが多いですが、これは前作のレベルを保ってい ます。むしろ、主演のキャンベルが前作よりか魅力的になってるぶん、2の方が 良いかも。
 話につながりがあるので、やはり前作は見ておいた方がよいです。(★★★☆)

【東京夜曲】 市川 準
 長塚 京三、桃井かおり。まともに働かないだんなと、疲れた感じで働いてる 奥さん。別れても不思議ないようなこの夫婦は一緒にいる。
 淡々とした映画。長塚と桃井の疲れた演技が見せます(^^; 特に大事件もなし な映画で、どうしてこの二人が一緒にいるのか見てればなんとなしに、わかるよ うなつくりになっています。いかにも評論家好み的な映画。しかし、もう少しス パイスをきかせて欲しいですよね。
 このお二人は人生をもっと楽しく生きた方がいいと思います(^^;(★★☆)

【ポネット】 ジャック・ドワイヨン
 仏映画。交通事故でお母さんが死んでしまい、お父さんと二人っきりになって しまった女の子(4歳)の映画。その子の名前がポネット。
 子供を適当に遊ばせておいて、それをひたすら撮ってる感じです。女の子はか わいいんだけど、そればっか映されてもね(^^;(★)

【サバイビング・ピカソ】
 アンソニー・ホプキンス。ピカソの生涯の映画。ピカソと女達と言っても良い ぐらい、ピカソにとって女性は重要です。この映画の中にはそれぞれタイプの違 う5人の女性が出てきます。ピカソはおじいさんとなっても、若い女性へのラブ コールをやめません。
 ピカソの恋愛の基本型は、誘う、愛をささやく、女性がピカソを受け入れる、 他の女性を誘う、女性が嫉妬する、別れる。このような感じです。ピカソ側から 女性をふることは無いものの、次々と他の女性にも感情を移していきます。男が 本能のままに生きるときっとこうなってしまうのでしょう。女性は常に天才ピカ ソの一番で唯一の女性となりたいのですが、そうもいきません。バイタリティあ ふれる天才をつなぎとめることはそう容易なことではないのです。
 ホプキンスはさすがです。まさにピカソ。(★★★★)

【危険な動物たち】 ロバート・ヤング
 舞台はイギリス。動物園が閉鎖の危機。収益を20%上げなければ閉鎖にする と動物園所有の社長からお達し。新園長が派遣され、社長のドラ息子?も動物園 改革にやってきた。客を呼ぶには猛獣動物園にするしかない!
 コメディタッチの映画です。それなりに面白くくだらないです(^^;
 動物園もそれなりに特長を出すというのはいいことだと思います。しかし、動 物園で収益があがるかと言うとどうなんでしょうね?詳しいことは知らないけど、 日本の動物園は公立が主流で入場料は妙に安いです。あのレベルでやってたら到 底もうからないと思うけど(^^;(★★★)

【ウェス・クレイヴンズ ウィッシュマスター】 ロバート・カーツマン
 宝石に封印されていた、なんでも願いことをかなえてくれる悪の化身ウィッシ ュマスターが1000年の眠りから現代に目覚めてしまった!という映画。SFX、ち ょいドロドロモンスター系が入っています。ストーリー的にはこういう映画の定 石通りという感じ。どんな願いごとでもかなえてくれる、というのが味付けにな っています。
 普通にSFXホラーが楽しみたいというならこれでいいんではないでしょうか (^^;(★★☆)

【メン・イン・ブラック】 バリー・ソネンフェルド
 ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ。地球にやってきている宇宙人の 面倒をみつつ、地球に宇宙人がいることを隠蔽する秘密組織MIBの話。ベテラン MIBにジョーンズ、新米としてスカウトされたのがスミスという設定。
 コメディタッチでテンポ良く、SFXも効果的に使われている娯楽作。万人が楽 しめる映画でしょう。
 今や宇宙人等の様々なキャラがフルCGになっています。おかげで、好きなデザ インでキャラクターがつくれ、動きも思いのままになってる感じです。どれだけ、 客の意表をついたキャラを出すかというのがポイントですかね(^^; しかし、グ ロテスクな宇宙人ばっかじゃなくてたまには、かっこいい宇宙人をデザインして くれてもいいと思いますがね。(★★★☆)

【スプリガン】 川崎 博嗣
 日本のアニメ映画。地球の遺跡を守る国際団体それがスプリガン?ちょっとよ くわからん設定ですが、ノアの方舟という遺跡を悪者から守るというのがこの話。 主人公は17歳の日本人でNO1のスプリガンなんだそうだ。
 神がなんたらかんたらとか言って難しげにしてるけど、要はスーパーマンが悪 者をやっつける話。しかし、このスーパーマンのキャラの描き方が中途半端のよ うに思います。絵はきれいで迫力あるけど、けっこう眠い映画です(^^;(★★)

1999/08/03 wrote

【運命の絆】
 スーザン・サランドン。男ばっかりの7人兄弟。その一人が紛争地帯で爆発テ ロに巻き込まれたようだ。情報は全く入って来ない。心配した残りの6人の兄弟 が両親のもとに集まってくる。
 母と息子達の映画で、母の息子に対するドロドロした執着みたいなものがよく 描けています。奥さんに嫉妬する母。いつまでも息子を子供にしか見れない母。 この役をやらせたらサランドンの右に出るものはいないでしょう(^^; (★★★)

【ボディ・リップス】 ジョン・マクノートン
 警官のだんなと、美人だけどちょっとイッチャってる奥さんの夫婦の転落人生 の映画。最初にオチを見せといて、そこまでどう転落してくのかな?と見る構成 になってます。
 この夫婦お似合いと言えばそうなのかもしれないけど、だんなは普通の奥さん もらってれば平凡な人生を送ったのかもしれませんね。奥さんはちょっと精神病 っぽい感じで、まじめなだんなはそれに合わせてしまいます(^^;
 しかし、元とはいえ警官がここまでやるようだと、警官のモラルとはいったい 何なのだ?と言いたくなるね(^^;;(★★☆)

【ピースメーカー】 ミミ・レダー
 ジョージ・クルーニ、ニコール・キッドマン。ロシアの核兵器が何物かに盗ま れた。これが第三国にわったら大変だ!軍人?のクルーニ。核兵器学者?のキッ ドマン。二人を中心にこれを奪還する、というアクション映画。
 今や単純にソ連を敵にできないから、一応ストーリーこうやって考えるんです ね(^^; しかし、一学者のキッドマンがどうしてこんなに活躍しなければいけな いのかね?まあ映画だからいいんですね(^^;;
 普通のアクション映画。クルーニファンなら見れば?キッドマンはこの映画で は赤毛ですが、女優さんて髪の色が違うと別人ですね....。(★★☆)

1999/08/12 wrote

【誘拐】 大河原 孝夫
 渡 哲也、永瀬 正敏。犯人は企業の重役を人質にとり、現金輸送を企業の重役 にやらせ、それを全国中継するように要請。犯人の本当の目的は金か?
 話題になった映画だったので期待したのですが、こんなもんですか(^^;; 映画 のツクリとしては古臭い。みんな大熱演。最後のネタばらしを延々と語ってしま うとこなんかは土曜ワイド劇場かと思いました(^^;; これこそツクラレタ話題性 の映画なんではないでしょうか(^^;;
 ロケは大変だったと思うけど、だからどうした(^^;; 妙にマスコミ持ち上げて るし、更に納得のいかない結末。こんなオチはいけません!(★)

【グランドコントロール 乱気流】
 キーファー・サザーランド。航空管制官の話。サザーランドは誘導ミス?で飛 行機を墜落させてしまい、管制官の職を離れる。そして、5年後。再三かつての 職場の上司から復帰を要請されていたのを受け、復帰!?
 航空管制官の仕事としてはリアルな感じで、今までこんなとこにスポット当て た映画はないので珍しい。でも、それだけ(^^;; 映画のつくりとしては定番的。 ストーリー展開も定石通りです。眼鏡のまじめそうな女性管制官が、眼鏡を取る と美人なんてとこまで定石通り(^^;; 役者がけっこう金かかってる感じですが、 なんか安っぽい映画。(★★☆)

【四月物語】 岩井 俊二
 松 たか子。東京の大学に合格した松は旭川から東京に出てくる。松は真っ先 に武蔵野堂という本屋へ向かう。
 雰囲気的には岩井の「ラブレター」に近い映画。プロットの散りばめかたが見 事です。職人芸ですね(^^;
 トシとってもこういう若いころの淡い恋愛みたいな映画はいいですね(^^; お じさんにもこういう時代があったよな、とか思います。
 松みたいなタイプの女性は、実際にはいそうでいないタイプですね。こんなに 純?な女の子はいまどき中学生でも国宝級か(^^; 男はこんな子が自分にもいれ ばいいな、とか思ってはいけません(^^;(★★★☆)

1999/08/16 wrote

【恋は嵐のように】
 サンドラ・ブロック、ベン・アフレック。結婚直前のアフレック。結婚式会場 へ向かう飛行機で見知らぬ女ブロックの隣に座る。しかし、飛行機は事故で離陸 できない。
 ブロックは何かワケアリみたいだ。その後もいろいろトラブルに巻き込まれア フレックは次第にブロックにひかれていく...。
 コメディタッチのロードムービーラブストーリー。ブロックは自由奔放な離婚 歴のある女で、アフレックは奥さんラブラブ一筋まじめ青年という設定。設定は おもしろそうだけど、テンポがあまりよろしくない。会話もつまんない(^^; 結 婚に否定的なスタンスですが、最後に帳尻合わせみたいな感じで誤魔化して?し めます(^^; テーマは何だ?もっと面白い映画つくれんのか?今年の現時点のワ ースト。(★☆)

1999/08/22 wrote

【マーシャル・ロウ LA戒厳令】 スティーブ・コーンウェル
 悪ガキ集団に襲われる一家の話。お父さんが勇敢に悪ガキを倒していきます。  映像的にちょっと変わっていて、ホームビデオによる映像を挿入しています。 最初はオッ!という感じではあるけど、クドく挿入するので嫌気がさします(^^;  ストーリー展開はどうでもいいでしょう(^^; 迫力も並み。別に見なくていい 映画ですね。(★★)

【オースティン・パワーズ】 ジェイ・ローチ
 マイク・マイヤーズ。ナンセンスコメディ。60年代の悪者Drイーブルが30年ぶ りに冷凍睡眠から覚めた。この悪者をやっつけられるのはオースティンしかいな い!彼も30年ぶりに解凍される。
 昔の007をパロッてる感じ。下ネタ多めで、ギャグはクドめ。私はそんなに面 白いとは思いませんでした(^^;
 主演のマイヤーズはなんとオースティンとイーブルの二役やってるそう。言わ れるまで全く気がつかず。これはすごいけど、だからどうした(^^;
 やっぱし日本ではヒットしないよね。続編も日本ではだめでしょう(^^; (★★)

【SF サムライ・フィクション】 中野 裕之
 布袋 寅泰、風間 杜夫、吹越 満。江戸時代、ある藩にて浪人くずれだが腕の たつ若侍を雇っていた。その侍はある日、その藩に代々伝わる宝刀を奪って逃走 してしまう。その藩の家老の息子が追いかける。しかし返り討ちにあう...。
 画面はほとんど白黒で昔っぽい雰囲気。しかし、音楽と映画のテンポは現代風 です。ストーリーも演出もなかなか面白い。チャンバラアクションもまあまあか な。ちょっと迫力足りないけど。
 主役?の布袋はそれなりに存在感あるけど、しかめっ面のしすぎかな。まあ、 いいけど(^^;
 映画の最後でテーマを語ってしまうのがちょっとクサいです。言いたくなるの はわかるけど、そういうの映像とセリフだけで伝えてほしいよね。(★★★☆)

1999/08/23 wrote


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