| 合計 | 11本 |
| うち劇場 | 4本 |
【ライフ・イズ・ビューティフル】 ロベルト・ベニーニ
ロベルト・ベニーニ主演。ユダヤ人の主人公の半生という映画。時代は第二次
大戦の頃で、ユダヤ人強制収容所の場面が半分ぐらい。
かなりクサ〜イ映画です(^^; 意図的に暗くしてない映画なんですが、笑わせ
ようというの見え見えだし、芝居がかってるし、古臭いし、観客に妙に媚び売っ
てます。子供や動物がかわいいのにかなり頼ってます。私は子供をダシに使う映
画嫌いなんですね(^^;; ストーリー的にもベニーニの演技も熱演だけど並みで、
なんでこの映画がアカデミー？最後に正義の軍隊アメリカ軍が来たからアメリカ
受けしたんでしょうか(^^;
私の隣に初老の映画好きそうな感じのおじさんがいたのですが、途中で席を立
ってしまいました。期待しないで見れば並みの映画なんでしょうがね(^^;
私は酷評してしまいましたがこの映画みて泣いてる人もいたみたいです。とつ
けくわえておきます。（★★）
1999/06/06 wrote
【シン・レッド・ライン】 テレンス・マリック
ショーン・ペン、ジム・カヴィーゼル、ニック・ノルティ。第二次大戦のガダ
ルカナル戦の映画。というわけで敵は日本軍。
ストーリーは特になくて、ひたすらジャングルでの攻防戦が展開します。語り
がショーン・ペンなので彼が一応主役なんですが、淡々と白兵戦を追ってる感じ
のドキュメンタリーみたいな映画です。この映画にヒーローはいません。
プライベートライアンと比較するとこちらは、わかりやすくはないです。戦争
とはこういうものだ！というような押し付けがましいものはなく、見た人が感じ
てちょうだい、というとこでしょうか。
ライアンはアメリカが正義の軍隊でしたが、こちらは人間対人間の殺し合いで
す。日本軍もただ撃たれ役じゃないで、セリフあるし、表情もきちんと撮ってま
す。こういうとこ一歩進んだ戦争映画かもしれません。ライアンにアカデミーく
れるんなら、こっちに賞やるべきだったと私は思いますが(^^;
戦争の発起人にこういう映画見てもらいたいですね。きっとそういう人は映画
なんか見ないんでしょうが(^^;（★★★★）
1999/06/07 wrote
【ＲＯＮＩＮ】 ジョン・フランケンハイマー
ロバート・デニーロ、ジャン・レノ。ケースの中身も秘密。依頼主も、ケース
を運んでる人達も秘密。そのケースを手段を選ばずに奪取してほしいと、依頼さ
れ、一癖ありそうな男が５人集まる。彼らはお互いの素性も知らないＲＯＮＩＮ
（浪人）である。
正統派のハードボイルドアクションです。銃撃戦や追ったり追われたり、カー
チェイスもなかなかの迫力。しかし、あんなに迫力あるカーチェイス長々とやら
ないでもいいと思いますが(^^;見ててけっこう体力使います(^^;
一回ぐらいアメリカに行くかと思ったら、最初から最後まで舞台はヨーロッパ。
従って出てくる車もアウディ、ＢＭＷ、シトロエン、ブジョー、ベンツと欧州車
でキビキビとよく走ります。アメ車じゃこうは行かないのかも(^^;
ストーリーの方も凝っていて最後まで引っ張ってくれます。役者も珍しくデニ
ーロが主役でいい味出してます。他の登場人物もみんなクセモノばっかでいいで
すね。男性向けの映画かもしれないですが、おすすめです。（★★★★☆）
1999/06/09 wrote
【恋に落ちたシェイクスピア】 ジョン・マッデン
グウィネス・パルトロウ、ジョセフ・ファインズ。舞台は１６世紀のロンドン。
まだロミオとジュリエットを書く前のシェークスピアが主人公。彼は手の届かな
いある格の高い？女性に恋をしてしまう。この恋がロミジュリのベースになって
いるというストーリー。
貴族の話なんで、愛だの恋だの言ってても生活感？がないで白々しいです(^^;
本物の恋がなんたらかんたら言ってるけど、これが本物の恋(^^; けっこうアメ
リカ的な大味な作品。私がイメージしてたのとは違う映画でした。どうというこ
とない普通の映画でこれがアカデミー？確かに主演の二人はがんばってるけどそ
れだけじゃない(^^; これまた期待はずれのアカデミー受賞作。（★★☆）
1999/06/14 wrote
【ラブソング】
香港映画。舞台は香港。天津から香港に出てきた田舎青年が、香港のマック働
いている女性と知り合う。彼は故郷に婚約者がいるが、マック女性と親しくなっ
ていく、というラブストーリー。
香港では、中国本土から出てきた人は田舎者で、出身を隠すというのがあるみ
たいですね。また、同じ中国語でも広東語と北京語が全く通じないというのはお
もしろい。やはり中国は広いんですね。
ラブストーリーとしてなかなか良い出来だと思います。
女性としては、ルックスも良くて、まじめで、やさしくて、その女性のことし
か見てないで、余計な詮索もしてこない、こんなボーイフレンドがいたらいいで
しょうね。こんなの普通はいないですが(^^;;（★★★★）
【ディディエ】
仏映画。ディディエというオス犬がある日突然人間になってしまう、というち
ょっとコメディタッチな話。
人間になった犬は行動も犬で、言葉も話せません。この犬人間の演技がすばら
しいです(^^;;
しかし、犬が人間になって気が付きましたが、犬とはなんと人間に忠実な動物
なんでしょう。別の種の動物が他の種の動物に忠実であるという姿は、犬と人間
の場合が一番なのかも。
こんな忠実な飼い犬をいじめてはいけませんね。昔私も実家で犬飼ってました
が、相当いぢめた記憶があります。エサをおあずけにしたりとか、川に落とした
りとか(^^;;（★★★★）
【コールガール 甘い罠】 マイケル・ロッデス
トリ・スペリング、スコット・プランク。ある女子大生が最初はかるい気持ち
で、デートエスコートのバイトをする。しかし気が付けば高級コールガールにな
っていた。辞めたくても辞められない。親にもボーイフレンドにも相談できない。
お金をもらうということは、それなりの代償も払わなければならないというの
は当然です。ただ楽しいだけの仕事なんてないものです。
私は女ではないですが、若い女性の微妙な女心みたいなものが良く撮れてる映
画だと思います。後半の裁判シーンもなかなかの迫力。
ヒモの男は海辺のカモメが飛んでる家に住んでるのですが、ああいう家に住ん
でみたいすね(^^;;
しかし、親もボーイフレンドも物分かりがいいですね(^^;;（★★★★）
【秘密の絆】 パット・オコナー
リヴ・タイラー、ホアキン・フェニックス。お金持ちの三姉妹と平民？の兄弟
のいる二家族の確執？の物語。ストーリーはけっこう複雑なので略(^^;;
ちょっとドロドロしてるけど、一応ラブストーリー。兄は洗練されたプレイボ
ーイ。一方弟は不器用。お金持ち三姉妹もみんなタイプのちがう女性。メインは
弟と末の妹のラブストーリー。
兄は確かに洗練されたナンパ師なのですが、いわゆる口先だけタイプで、誠意
のない男です。こういうのは敵をたくさん作ってしまうし、楽しくないと思うん
だけどね(^^; それに、こういう男がいると男というものの評判が落ちるのでや
めて欲しい(^^;
男も女もみんな一緒でなくいろんなタイプがいるものです。（★★★☆）
1999/06/20 wrote
【素晴らしき日】 マイケル・ホフマン
ミシェル・ファイファー、ジョージ・クルーニー。どちらも離婚して子供あり
の男と女のラブストーリー。ファイファーは建築家。人の助けはかりずなんでも
できると、突っ張ってる女。クルーニーは新聞記者。仕事もできてコラムも持っ
ててどこでもモテモテ。
まあ、これが定石通りという感じで、最初はお互い嫌な奴と思ってるけど、く
っつくという話です。
しかし、ファイファーはけっこうというか、かなり嫌味な女の役なんですが、
なんでこんなのに、モテ男くんが惚れるのかね(^^;; 子供までいるのに..。
（★★☆）
【ラヂオの時間】 三谷 幸喜
西村 雅彦、唐沢 寿明、鈴木 京香。ラジオの生番組ドラマを収録する様子を
コメディタッチで追いかける映画です。
ストーリー展開としてはありえないような気もしますが、これに近いことはや
ってるんですかね(^^; そうだとしたら、脚本家も出演者もリスナーをもなめて
ることになります。放送の送り手ってそんなに偉いのか？こういう意識で番組つ
くってるんだったら、放送業界は滅びるでしょうね(^^;
コメディとしてはそれなりです。やはり舞台くさいですが。しかし、話題にな
った程じゃないですね。西村は賞とったんでしたっけ？過剰演技でいい演技には
思えないけど(^^;;（★★☆）
【同居人 背中の微かな笑い声】 ダグラス・ジャクソン
ドナルド・サザーランド、ウィリアム・マクナマラ。サザーランドの経営する
会社に優秀な青年がいる。サザーランドは彼に惚れ込み、自分の家を間借りさせ
る。しかし、彼には不審な点が...というサスペンス。
心のひね曲がった青年の話で、見ていて救いようがないですね(^^;; サスペン
スとしてはなかなか怖いですよ。（★★★）
1999/06/28 wrote