| 合計 | 18本 |
| うち劇場 | 3本 |
【スネーク・アイズ】 ブライアン・デパルマ
ニコラス・ケイジ、ゲイリー・シニーズ。ヘビー級のタイトルマッチの試合を
連邦長官（だっけ(^^;とにかく偉いおじさん）が観戦にきている。その側近のシ
ニーズと親友の市警のケイジらが、警護している。しかし、その中長官は狙撃さ
れてしまう。謎の女が二人。ボクシングの試合も何か仕組まれていたようだ。
謎解き要素の強い映画。いったいどうなってるんだ？と期待を持たせて盛り上
がるのですが...。プロットはたくさん散りばめてあります。けれども、関係無
いプロットがたくさん。あるいはあっても、な〜んだそんなもんかという感じの
が多いです。話のつじつまは一応あってるみたいですね(^^;
ケイジとシニーズの男の熱い友情が見れるのかと思ったら、そうでもないんで
すね。思ったより薄っぺらな映画です。
最後もスタッフロールで引っ張っといて、なにそれ？っていう感じ(^^;だいた
い「スネーク・アイズ」ってどういう意味なんでしょう(^^;?（★★☆）
1999/03/10 wrote
【踊る大捜査線】 本広 克行
織田裕次、柳葉敏郎、深津絵里。湾岸署管内で、警察の副局長の誘拐事件がお
こる。極秘捜査で、本署の人間がやってくる。湾岸署は手出しができない。あと
のストーリーは見てください。
織田と深津が湾岸署の現場の人間で、柳葉が本署のキャリアでエリート。今ま
での刑事ものとは違い、ドンパチみたいのはありません。リアルな捜査とは言え
ないのだろうけど、犯人を絞り込んで行く様子がテンポ良く展開します。
キャリアとノンキャリアの確執とか公安とかこういうのは新宿鮫っぽいですね。
猟奇殺人の部分は羊達の沈黙っぽい。レクター小泉が出てくるし(^^; でも、そ
れなりにアレンジしてあるからいいんではないかな。
コンピューターやインターネットもからんできますが、映画にありがちなイン
チキ臭いもの(^^;ではなく、本物っぽいです。コンピューターを知ってる人が監
修してるのでしょう。警察であんなにコンピューターが活用されてるとは思えな
いけど(^^;;
私は、テレビドラマの方は見てないですが、全然問題ないです。むしろ、見て
ない人のが楽しめるんじゃないかな？この話はこれできちんと完結してます。で
も、これ見たからってテレビドラマは別に見たいと思わないし、２ができてもあ
まり見たくないですね。というのも、この映画がこれ単体で出来が良いので、そ
のイメージ壊したくないですから。
お金けっこうかかってるみたいだし、映像凝ってるし、カメラアングルもおも
しろいし、ストーリーもよいです。テレビシリーズ見てない人にもおすすめ。
（★★★★☆）
【きのうの夜は...】 エドワード・ズウィック
86年の作品。ロブ・ロウ、デミ・ムーア。いわゆる単なる恋愛ものです(^^;
しかし、ロマンチックラブストーリーではなく、リアルな感じのラブストーリー。
企業対抗かなんかの野球の試合で知り合った二人。あとはお決まり？の展開。
それぞれに同性の親友がいるのですが、親友のようで微妙に足を引っ張るとい
う、こういうところもリアル(^^;ですね。自分は一人で親友に恋人できてアツア
ツならそら楽しくないわ(^^;
ムーアはこの映画の当時何才か知りませんが、今とあまり変わりません。むし
ろ最近の方が体に張りがあるような(^^;; ボディ整形でもしたのでしょうか(^^;
（★★★☆）
【名探偵登場】 ロバート・ムーア
1976年の作品。ピーター・フォーク、アレック・ギネス。あるお金持ち？の屋
敷に世界各国から名探偵が招かれる。そこの屋敷で殺人事件が。犯人はいったい
誰だ？という話。
セリフまわしなんかが妙にはっきりしていて、昔の映画だなという感じがしま
す。わざと昔の映画っぽくつくってある昔の映画なのかな(^^;
場面はほとんど屋敷の中で、場所の移動は少なくしゃべりが多く、舞台くさい
雰囲気の映画です。ちょっとコメディタッチ。なんとなくドリフの屋敷モノの雰
囲気があります。絵の目が動いたりするとことか(^^; ドリフだと屋敷は最後に
志村けんが爆発させて崩れるのですが(^^;;（★★）
【バグズ・ライフ】 ジョン･ラセター
ディズニーのピクサー（トイストーリーつくったチーム）によるフルＣＧアニ
メ。あるアリンコの集団が悪者バッタに搾取されている。主役はドジなアリンコ
フリック。彼はドジばっかするので、やっかい払いの意味もこめて、街で戦士を
探してきてほしいと命ぜられ、アリンココロニーから出ていく。そして、戦士を
連れて帰ってくる。という7人の侍ライクなストーリー。
ＣＧがすごいって話はもういいですね。見てください。見てて違和感は全くな
いです。これはもうＣＧアニメとして１ジャンル確立した感がありますね。
キャラクターはけっこう毒があります。虫がきらいな人はなかなかリアルだか
らだめかもね(^^; いも虫とか、ハエとか、だんご虫とか、日本では毛嫌いされ
るような虫が重要な役です(^^; 私はこういう雰囲気好きなんですが(^^;
女王がいつも抱えているアリマキはかわいいです。あれは人形にすれば売れる
と思うけど、だんご虫は売れるかな(^^;
思ったより面白かったです。でも後半ちょっとだれます。もう少し短くていい
んではないだろうか。２ができてもあえて見にいきたくはないです(^^;
お子様はこういう映画すきだと思います。（★★★☆）
1999/03/14 wrote
【彼女は最高】 エドワード・バーンズ
エドワード・バーンズ、キャメロン・ディアス出演。舞台はＮＹ。兄弟がいて、
そして女性が二人。兄は停職を持たずフラフラ。弟はバリバリのビジネスマン。
兄の元婚約者（ディアス）と弟は密かにつきあっている。
Ｅ・バーンズは「マクマレン兄弟」という映画とった人ですが、あれと雰囲気
は似ています。マクマレンは年齢の違う３兄弟の恋愛模様でしたが、こちらは性
格の異なる２兄弟の恋愛模様かな？正直言ってマクマレンの方がずっとおもろい
です(^^;（★★☆）
【ベイブ】 クリス・ヌーナン
豪映画。子豚が主役の実写映画ですが、雰囲気はアニメといった感じ。動物が
吹き替えでしゃべってる感じになります。セリフにあわせて口が動くのがすごい
(^^;; 相手が動物だったから撮影はたいへんだったでしょうね。しかし、けっこ
う無茶な演技させてるし、ロボットも多用しています。
正直言って子供用映画ですね。大人はあまり楽しめないでしょう。脚本は平凡。
なんでこんな映画がヒットしたのかね(^^; プロデューサーにマッド・マックス
のジョージ・ミラーなんてのがいましたが、どこで生きてるんでしょう(^^;;
私としては、昔母親の実家で豚やってたので、豚って愛着はあります。子豚は
確かにかわいいですが、人にはなつかないし、すぐにでっかくなってしまいます。
あまり面白味はない動物ですね(^^; （★★）
【コップランド】 ジェームズ・マンゴール
シルベスタ・スタローン、ハーヴェイ・カイテル、ロバート・デニーロ。警官
もの。豪華キャストのつまんない映画です(^^; 妙に淡々と静かで、油断すると
熟睡するでしょう(^^; スタローン中心の映画ですが、このスタローンが動きが
鈍くて眠そうなタラーっとした役です。脇をかためる豪華キャストもいるだけで、
全然生かされてません。
見なくてもいい映画です(^^;（★★）
【妻の恋人、夫の愛人】 ジョン・ダイガン
ジョン・ボン・ジョビ、アンナ・ガブリエラ。浮気をしてる脚本家の夫とそれ
を知って情緒不安定な妻。夫はその妻に俳優の友人を紹介し他に関心を向けさせ
ようとする。
奥さんが恋をしてだんだんときれいになってく様子がよく撮れてます。ボンジ
ョビは最近歌うたってるのか知りませんが、役者としても一流だと思います。
しかし、この映画、妻が脚本で夫が監督してるみたいですね。もしかして、か
なり実話に近いんでは(^^; だからリアルなのね.....。（★★★☆）
【チャイニーズ・ボックス】 ウェイン・ワン
ジュレミー・アイアンズ、コン・リー。英、香港合作映画。舞台は中国返還直
前の香港。香港女性と、それに思いを寄せる英国人ジャーナリスト？の話。監督
は香港の人みたいですが、映画の雰囲気は欧米作品のような感じ。主演女優のコ
ン・リーは存在感があっていいです。
アイアンズはソニーのデジタルビデオカメラ片手に香港の街を歩きまわるので
すが、欧米人がカメラ片手に撮影してると何故か様になりますね。単なるコンプ
レックスでしょうか(^^;（★★★）
【天国の門】 マイケル・チミノ
クリス・クリストファーソン、クリストファー・ウォーケン。８０年の作品。
舞台は１９世紀末のアメリカ開拓時代。場所はワイオミング。貧しい移民達が家
畜泥棒をしてどうしようもない。そいつらを死刑にしてしまおうという話。
４時間近い長編映画。テンポは悪いわけでもないのですが、ひたすら長いです。
映画の中の時間は数ヶ月だと思うのですが、長いです。それにおもしろくないで
す(^^; ああそうかい、という感じ。大作らしい雰囲気は出てますがね....。
（★★）
【存在の耐えられない軽さ】 フィリップ・カウフマン
８８年の作品。ダニエル・デイ・ルイス、ジュリエット・ビノシュ。チェコの
脳外科医（ルイス）とその恋人（ビノシュ）の話。舞台は激動期のチェコ。
原題は忘れましたが、邦題はどんな出来事があってもかるく乗り越え、深刻に
捉えないルイスをビノシュがそう評したというところか。ルイスとビノシュとい
う人間が対照的に描かれています。確かに、ルイスのような生き方は強い人間で
なくてはできないでしょう。
３時間近い、なかなか長い映画です。もう少しコンパクトにまとめてほしいと
こだが。主役の二人だけでなくそのまわりの人も細かく描いてますから、これだ
け長くなってしまうのでしょう。
最後どう締めるのかと思ったら安易ですね(^^; 私はこれでこの映画評価が★
１つ下がりました(^^;（★★★）
【世界の涯てで】 リー・チーガイ
金城武出演香港映画。遺失物探し屋（金城）に、ある男を白血病にかかってい
る女性が探してもらう、という話。
主演の女優は名前忘れましたがきつい顔です。金城はそんなに目立ちません。
映画はいかにも香港映画的な雰囲気です。ストーリーは平凡。演出も平凡。なん
だか全然おもろくない映画です(^^; 金城のファンじゃなかったら、見ないでい
いです。（★★）
【ビーン】 メル・スミス
ローワン・アトキンス。説明不要？のビーンです。ストーリー的にはビーンア
メリカに行くという感じ。アメリカビーンは確かに少々オーバーアクションです。
元ビーン見てない人は十分楽しめると思います。見てる人も「ビーンアメリカ
に行ってはしゃぐ」のつもりで見ればいいんではないでしょうか。
ビーンはオーバーアクションなんだけど、ちょっとなんか物足りないんですよ
ね。やはり舞台がアメリカだからかね....。（★★★☆）
【ＨＡＮＡ−ＢＩ】 北野 武
元刑事の主人公（たけし）と白血病（定番(^^;;）の奥さん（岸本加世子）と、
銃で撃たれて車椅子生活の元刑事が中心の話。
賞とったから何か素晴らしい映画なのかと思ったら、今までの北野映画と特に
変わったところはありません。ヤクザ、暴力、乾いたギャグ、そんなとこでしょ
うか？
私は思うのですが、車椅子ぐらいじゃ自殺はしないし、車椅子生活というのも
そんなに憐れなものでもありません。日本に住んでれば。
主人公は身内にはやさしいけど、それ以外は人を人と思わないような行動しま
す。最後の結末も私は好きでないです。まあ、こんなもんか。（★★★）
1999/03/22 wrote
【ポストマン】 ケビン・コスナー
ケビン・コスナー主演。21世紀初頭、世界は戦争の後で荒廃している。人々は
集落をつくって生活しているが、中には武装集団みたいなのもいて、集落から搾
取している。コスナーは流れ者であるが、ポストマン（郵便配達人）と偽り、あ
る集落に入っていく....。
3時間の超大作。お金もかかってます。脚本は目茶苦茶です(^^;; ＳＦだから
なんでもありだけど、ちょっとありえない話です。手紙、しかも”元気にしてる
かい？”とかいう一般人の手紙を届けるのに命を懸ける人がどこにいるんでしょ
う(^^;;おとぎ話として見ればいいのかもしれないけど、妙にシリアスで笑いを
誘います(^^;;; 主役のコスナーは全然かっこいくありません。感動させようと
いう映画みたいですが、笑えるだけで感動しません(^^; 荒廃した世の中の緊迫
感みたいなのも全くなし。
最悪なのは、自分の息子と娘を重要な役に使ってるとこです。最後のシーンは
息子のアップ(^^;;; コスナー家族の学芸会なんですかね？
こんな映画撮ってしまって、コスナーは監督人生断たれたんではないでしょう
か(^^;;馬はいっぱい出てきます。見所は馬ですかね(^^;（★）
【恋愛小説家】 ジェームズ・Ｌ・ブルックス
ジャック・ニコルソン、ヘレン・ハント主演。小説家のニコルソン、彼の行き
つけの店でウエイトレスをしている、ハント。ハントは独身だが子持ち。お互い
なんとなく気になる存在だが、それ以上のものはない。ある日ハントが息子の病
気のために店を休む。ニコルソンは気になってハントの家を探して訪ねていく。
この映画なんと2時間30分。長いです。飽きはしないんだけど、本筋とはあま
り関係ない犬コロの演技とかが長すぎです(^^;; こういういらない部分カットし
て1時間50分ぐらいの映画にしてほしいです。主演の二人はアカデミー賞でした
が、別になんということはないです。並。ストーリーとしてもとりたててなんと
いうこともないですが、割とリアルな感じの恋愛展開ではあります。なぜかして
しまう失言、言い出せない自分の気持ち、把握できない自分の気持ち。なかなか
ロマンチックにはいかない。そんなとこでしょうか。
しかし、私ならハントには惚れないですね。彼女が一番大事なのは子供で、ま
わりがほとんど見えてません。どうせこのカップルは1年もたないと思うけど
(^^;（★★★）
【カルラの歌】 ケン・ローチ
ロバート・カーライル主演。英映画。イギリスでバスの運転手をする男がある
とき、異国の女性を乗せる。その女は無賃乗車で車掌がそれをとがめるが逃して
やる。彼女はニカラグア出身で、ニカラグアには恋人がいるという。
半分ぐらいニカラグアロケみたいです。ニカラグアと言われても日本人にはピ
ンときませんね。この映画みてれば内戦ですごいみたい、というのはわかるけど。
ラブストーリー＆戦争ものという感じでしょうか。
主演の女性はそんな美人じゃないです(^^; だから、リアリティ高い感じに見
えるのかな？
まあ、戦争ものなんで救いはないですね。でも、変にドロドロはしてないし、
説教じみてもないで、淡々としてるとこに好感？がもてるかな。（★★★）
1999/03/28 wrote