映画 更新順

Feburary 1999

合計

16本

うち劇場

2本


【タッチ】 ポール・シュレーダー
 ブリジット・フォンダ、スキート・ウルリッチ、クリストファー・ウォーケン。 エルモア・レナード原作。ヒーリング能力をもった若き青年(ウルリッチ)が主 人公。彼がヒーリング能力を発揮するとき、キリストが十字架にかけられたとき にうけたのと同じ傷ができ、血が出る。彼は聖人であるが、恋もする。しかし、 彼を利用して金もうけしようとする人間もいる。
 キリストと同じ傷ができるというのはいかにも、キリスト教的でできすぎ。別 にいいけど(^^; ウォーケンは金もうけをたくらむおじさん。あと、悪者?の牧 師が登場します。キリスト教的な話でありながら、牧師が悪者です。主人公は 「神は信じるが、教会はときに正しくない」と言います。ある意味でキリスト教 批判なのかも。
 主人公は”人を愛し、許し、裁かない”というのが信条みたいで、映画のトー ンとしてもそんな感じ。落ち着いた映画です。(★★★)

【ブラッド&ワイン】
 ジャック・ニコルソン、ジェニファー・ロペス。盗品の高価なネックレスを巡 る人間模様?ヤクザどろどろ系です。どっちかというと、J・ニコルソンが出て るだけの映画。ニコソルンは悪者です。
オープニングは面白そうで、面白くなりそうな感じで面白くないでおわってし まう映画です(^^;(★★)

【逢いたくて、逢えなくて】 ロニー・ユー
 香港映画。レスリー・チャン主演。香港版のオペラ座の怪人といった感じ。オ ペラのスターだったチャンはある令嬢と愛し合っていた。しかし、その令嬢はお 金持ちと結婚しなければならなくなってしまう。令嬢の心が傾かないのを妬んだ お金持ちが、チャンの顔に硫酸かけて、劇場を焼いてしまう。チャンはそのオペ ラ座に隠れて10年を過ごす。
 映像的に凝ってます。所々香港映画っぽいとこも見え隠れしますが、昔に比べ て映画の雰囲気が落ち着いたように感じます。
 レスリー・チャンは硫酸で溶けてもいい男です(^^; これぐらいなら問題ないと 思うけど(^^; 役者としては無理としても。(★★★)

1999/02/01 wrote

【美女 ドリアン・グレイの秘密】 トニー・メイラム
 ベリンダ・バウアー、アンソニー・パーキンス。ドリアン・グレイは一流化粧 品の写真のモデルに抜擢される。その広告のプロデューサー?がA・パーキンス。 しかし、彼女は10年経っても若いまま。それには秘密があった....。
 役どころとして、B・バウアーはいつまでも若いままで、まわりの役者はどん どん老けるメーキャップになります。けれど、A・パーキンスも年とってもあん まし変わらないような気がします(^^;; それはおいといて、この映画は老けると いう恐怖が一つのテーマ。老いは誰にでもやってきます。それは止めることはで きない。しかし、人間というのは成長する動物ですから、トシをとると若さは失 われるが、経験や知識は増えるわけで、成長していれば人間的な魅力は増すはず です。どうしたって老いるのだから、老いはプラス思考で捉えた方が良いと私は 思います。
 そういった意味でこの映画のラストは納得いかないね(^^;;(★★★)

【アナザー・カントリー】 マイク・カニエフスカ
 ルパート・エベレット、コリン・ファース。英映画。全寮制の軍学校が舞台。 この学校は男しかいません。その中で繰り広げられる、愛と権力争いといった感 じでしょうか。愛の部分は男しかいないので、同性愛です(^^;;
 しかし、小学生ぐらいからずっと隔離状態みたいな感じで男しかいないとこに いたら、変にもなるよね(^^; 今もこういうことやってるんでしょうか?
 主人公の青年が思いを寄せる、青年に告白。それが、一発OKになってしまい ます。しかも相手も自分のことを思っていたという、両思い(^^;; もう少し愛の 葛藤?が欲しかったな(^^;(★★☆)

【恋人たちのポートレート】
 仏映画。舞台は映画界とファッション業界。そこで繰り広げられる、男女8人 ぐらいの恋愛模様という映画。若い子もいるけど、年齢層は比較的高めで30代が 中心です。男女の微妙な恋愛の駆け引きや間、みたいなところが、なかなか面白 い映画です。みなさんもこの映画見ていて、自分の経験できっと思いあたるよう なことがあるんではないでしょうか(^^;
 私はそうですね、この中では選ぶとすれば、ドリーがいいかな。若いからって 訳じゃないです(^^;
 しかし、出てくる女性ほとんどみんなたばこ吸います。フランスの実状は本当 にこんなもんなんでしょうか(^^;?(★★★☆)

1999/02/07 wrote

【メリーに首ったけ】 ボビー・フェラリー、ピーター・フェラリー
 キャメロン・ディアス、マット・ディロン、ベン・スティラー。高校時代から、 学校でマドンナ的存在のメリー(ディアス)。そのメリーにもてないテッド(デ ィロン)は卒業パーティー(プロム)に誘われてしまう。しかし、テッドは大失敗。 メリーはそのまま引越して、13年も音沙汰なし。でもテッドはメリーが忘れられ ない。
 モテモテのメリーとそのまわりを囲む男達の話。けっこう下ネタ系も入ってる コメディです。ちょい男性系?が強い下ネタかな(^^;; デートムービーに使うと きは注意が必要。既にけっこう仲がいいカップルならいいけど(^^; そういう意 味でも日本では客が入らないのかな(^^; ビデオで出たら一人で見て笑ってくだ さい。ファミリーで見ても気まずくなる映画かも(^^;;
 M・ディロンを筆頭にちょい何か足りない男がたくさん出てきます。みんな、 なかなかいい味出てるけど。それがみんなメリーに首ったけ!C・ディアスがモ テモテなのはわかりますね。現実?は映画のようにいかず美人のまわりに集まっ てくる男はこんなもんなんでしょうね(^^; 美人もつらいよ、って感じでしょう か(^^;;
 しかし、M・ディロンのは濃い(謎)ですね(^^; (★★★☆)

後日訂正(^^;
 この感想文。テッド=マット・ディロンと書いてますが、テッドはベン・スティラーでした(^^;
 指摘されるまで全く気がつきませんでした。マット・ディロンはヒゲのチンピラ風保険保険調査員の方でした。
 さすが役者やねー

1999/02/10 wrote

【ワイルド・シングス】 ジョン・マクノートン
 マット・ディロン、ケビン・ベーコン、ビル・マーレー。モテモテの高校教師 (ディロン)にレイプの容疑がかけられる。被害者は街の有力者でお金持ちの娘。 その子はどうやら、先生に相手にされなかった腹いせに偽証しているよう...。
 ディロンは「メリー〜」と正反対のモテモテ役。さすが役者。全くの別人です。 比べてみると面白いよ。でもこの映画の見るべき点はそこだけかも(^^;;
 途中までけっこういい雰囲気の映画なんですが...まあ、ここまでにしときま しょうか(^^; 誰が一番悪者か当ててみてください(^^;; これは、当たんねえぞ ー
 この映画つじつま合ってるのかな?でもそんなの、どうでもいいや(^^;
(★☆)

1999/02/11 wrote

【フレンチ・キス】 ローレンス・カスダン
 メグ・ライアン、ケビン・クライン、ティモシー・ハットン。フランスに仕事 で行った婚約者(ハットン)から、ライアンの元に電話。運命の人と出会ったか ら別れてほしいと。ライアンは驚いて苦手な飛行機に乗ってフランスへ。飛行機 であやしげなフランス人(クライン)と隣席になる。かれは国際的な泥棒だった。
 ちょっとコメディタッチなラブストーリー。ライアンは世間知らずのかわいい 女性を演じています。フランス男とアメリカ女の組み合わせという設定。ほとん どフランスロケです。ストーリー展開は定石通りですが、ツボをおさえてる感じ でおもしろい。
 しかし、こんなに天真爛漫ではじけてる女性はアメリカ人から見ても漫画的な んではないでしょうか?(★★★★)

【プレッシャー 壊れた男】 クレイグ・R・バクスレイ
 チャーリー・シーン主演。シーンは消防士のヒーローだが、妻と離婚。子供も 妻のもとで彼は邸宅に一人暮らし。隣家は子供二人の幸せそうな4人一家。ある 夏の熱い日その家の子供が飛ばしたラジコン飛行機が、夜勤明け?で寝ているシ ーンの部屋に突っ込む。
 壊れる男はシーンです(^^;この映画誰かを徹底的に悪者にしてるわけではあり ませんが、誰にも感情移入できない映画です。みんなもっと相手を思いやれば、 こんなことにならんのにね。殺伐とした現代社会ってとこでしょうか。映画には 救いがほしいよね...。(★★☆)

【デイライト】 ロブ・コーエン
 シルベスタ・スタローン主演。ニューヨークの海底トンネルで爆発事故が発生。 トンネルの中に何人か閉じこめられる。それを助けに、元消防士?のスタローン が単身乗り込む!というアクション映画。
 真っ暗な中での火攻め、水攻めの映画です。撮影はたいへんだったでしょうね。 しかし、なぜスタローンが単身で乗り込むんでしょう(^^;; まあ、細かいとこを 気にしてはいけない、お約束アクション映画です。
 スタローン以外は無名俳優でかためています。スタローンはトシなのに一人で アクションしてます。なんか見てて憐れです(^^;;(★★☆)

1999/02/12 wrote

【病院へ行こう】 滝田 洋二郎
 真田広之、薬師丸ひろこ、大地康雄。奥さんのところにいた間男(大地)と、 とっくみあいしてるうちに階段から転落。一緒に入院してしまう。真田は大腿骨 骨折、大地はスネの骨折と腕の骨折。担当医が研修終わったばかりの女医、薬師 丸。
 映画だからおおげさなところはあるけど、なかなかリアルな病院生活です。映 画つくった人は自分の入院体験をもとにしているのでしょう。
 真田は大腿骨骨折だから私と同じですね(^^;あのたいへんさはやはり折った人 じゃないとわからないです(^^; でもたった入院一ヶ月ですか(^^;;  リハビリのつらさと入院のヒマさは描いてないですが、そんなの映画でやって も面白くないからね。骨折で何がたいへんかと言えば、固まった関節を曲がるよ うにするのと、足の場合は歩行訓練です。
 薬師丸は頼りない女医という役どころですが、女医なんて滅多にいるもんじゃ ないです。ラブロマンス?は看護婦相手でも良かったんでは。その方がリアルで す(^^;(★★★★)

【スピード2】 ヤン・デ・ボン
 ジェイソン・パトリック、サンドラ・ブロック、ウィレム・デフォー。一応ス ピードの続編ですが、サンドラ・ブロックが同一人物というだけでほとんどつな がりなし。豪華客船で恋人のパトリックと休暇を楽しんでるときにトラブルにあ うというストーリー。
 悪者はデフォー。プログラマーで、この船のシステムをつくったのだが、病気 (電磁波にあたりすぎで、余命2年だそうだ(^^;)で会社をクビになって逆恨み だそうだ。船のシステムを熟知してるとのことで、なんでもあり(^^; プログラ マーなのにやたら爆弾にも詳しいので、爆弾マニアでしょう(^^; しかし、デフ ォーはプログラマーっぽくないです。でも、変な奴という人物像なんで、アメリ カ人にとってもプログラマーってのは得体の知れない人なんでしょうね。
 映画としては金かかってるのわかるけど、スピードの1/10ぐらいの面白さです。 ブロックもただ勇ましくてわめいてるだけの女で、見ててうっとうしい(^^;   それに前作には無かった”わたしは女優よ!”光線が出てるような気がします (^^;別に金かけないでいいから面白い映画つくってほしいです。(★☆)

【新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを君に】 庵野 秀明
 劇場版の後半です。新作部分は実質1時間ぐらい。さて、結末は?というより か結末はどうでもいい感じですね。
 ”自分に自信がもてない、人を好きになれないし、自分もすきになれない。心 をひらけない”そういうあたりをあいかわらず、くどくど登場人物に語らせるん ですね。本当にうっとうしい(^^; 共感したい人はしてください(^^;  十字架がやたら象徴的に出てきますが、キリスト教はあんま関係ないみたいで す。なんなんでしょう?
 美術センスは相変わらず独特で、見るべき所多いと思います。最後の方はちょ っと生理的に気持ち悪い映像やたら使いますが、私はああいうのはスプラッタホ ラーと同じで邪道だと思います。
 ロボットの動きは見事だと思います。巨大なものが動いているという感じがよ く出ています。(★★☆)

【惨劇のローズウッド】 ジョン・シングルトン
 1920年代。南部の街ローズウッドにて起こった黒人リンチ事件。実話をも とにしているそうです。
 見ていて気分いい話じゃないし、妙に淡々としていて、しかも長い。もっと短 くまとめられないのかな?正直日本人には黒人問題ってあまり共感できるところ がない。というわけで、見てて全然おもろないです(^^;(★☆)

【マイケル】 ノーラ・エフロン
 ジョン・トラボルタ、アンディ・マグダウェル。アイオワの田舎街のモーテル に天使が住みついているという手紙が新聞社に送られる。それを取材に3人の取 材班?が派遣される。行ってみると確かに背中に羽のはえた天使と名乗る男(ト ラボルタ)がいた。
 いわゆる天使ものですが、天使がおっさんというのがこの映画のミソ。しかし、 天使の目的がいまいち不明です。ただ、天使をトラボルタにやらせてみたかった、 というだけの映画なのかな(^^;(★★★)

1999/02/21 wrote


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