映画 更新順

May 1998

合計

23本

うち劇場

2本


【海辺の一日】
 1983年、台湾の映画です。2時間超えの作品なのですが、なんといっても展開と ろい。テーマも仕事だんなと、家庭で煮詰まってる妻の話で、古臭く、今更見た くも無いような内容。
 なんで、こんなどうでもいいような映画放映すんのかね(^^;。大いなる時間の 無駄でした。(★)

【ザ・ロック】 マイケル・ベイ
 ニコラス・ケイジ、ショーン・コネリー、エド・ハリス出演。ロックとはアル カトラズ島の俗称のようです。私は題名から映画を判断するので、岩とはなんじ ゃ?とか思ってましたが。
 アルカトラズ島に人質をとってテロリストがたてこもり、VXガスのミサイル をシスコに向けて政府に要求をつきつけます。テロリストは海軍の精鋭部隊。
 ケイジは化学屋、コネリーはアルカトラズに詳しい囚人、ハリスはテロリスト の親玉です。良い俳優を使えば映画が面白くなる、という見本みたいな映画でし た。毒ガス兵器というのは新基軸ですね。悪者に最近はソ連とか使えないですか ら、マリーンズがテロリストになってしまうんでしょう。ストーリーもよくでき てます。
 カメラをグラグラ揺らす撮りかたは好きでないですが、テンポ良いし面白かっ たです。(★★★★☆)

【流れ板7人】 和泉 聖治
 松方 弘樹、東 幹久出演。懐石料理屋の話です。美味しんぼ的なノリ。しかし、 松方を筆頭に出てくる俳優みんなヤクザみたいな品の無い人ばっかり(^^; 職人 も料理食べる人も、妙にヤクザ。ヤクザがヤクザのために料理つくってるみたい に見えてしまう(^^; これはミスキャストだと思います。
 ストーリーもありきたりでつまんないし、テンポもかったるい。食材はきれい だけどね。(★★)

1998/05/01 wrote

【アンダーグラウンド】 エミール・クストリッツァ
 仏・独・ハンガリー合作。カンヌ映画祭グランプリ作品。ナチによる占領をの がれて地下でくらした人達の話だそうです。独特の雰囲気の映画です。コメディ 的というかなんというか独特のノリ。暗い映画ではありません。ブラスバンドの 音楽が独特で印象に残ります。でも、これがグランプリクン(^^;(★★☆)

【心のおもむくままに】 クリスティーナ・コメンチーニ
 伊・仏・独合作。亡くなった祖母が残した娘あての手記には、母親そして、祖 母の秘密が書いてあった。それを読みすすめる娘の話。要は隠された不倫話と出 生の秘密。原作はベストセラーだそうです。
 テンポとろく、ちょっとかったるいです。告白の内容も、”あ、そう。だから どうした”という感じでどうでもいいです。(★★)

【ライダウン・ウィズ・ドッグス】 ウォーリー・ホワイト
 主演ウォーリー・ホワイト。ゲイ達のある夏の恋模様?を描いた映画です。独 特の明るいというか、ハイなノリの映画です。ゲイ映画というと、美男ばっか出 てくる映画ばかりですが、本作はかなり本物っぽいというか、きっと本物たくさ ん出てると思うのですが(^^;リアリティ高い感じの人がいっぱい出てます。けっ こう笑える映画だと思うけど。(★★☆)

【ティン・カップ】 ロン・シェルトン
 ケビン・コスナー主演。レネ・ルッソ、ドン・ジョンソン出演。昔、名声を馳 せたけど現在くすぶってる主人公(ゴルファー)がある女性の登場をきっかけに 奮起するという話。
 くすぶってる中年おっさんの役は、ケビン・コスナーにはまってるけど、スト ーリーがつまんなすぎる。テンポもとろいし、しゃべりも多すぎ。(★★)

【監禁日記】 アレックス・グレーヴス
 キャロライン・グッドール、マークハーモン。暴力だんなを持つ主婦が、ある 日料理教室で魅力的な男性と出会う。彼としだいに親しくなるが、だんなが妻の 浮気に気付いて...というサスペンスタッチの話。
 ストーリーよくできてるし、テンポも良い。未公開映画だそうですが、これは 掘り出し物ですね。(★★★★)

【バッドフェロー】 マーティン・ローレンス
 M・ローレンス主演。コメディタッチのサスペンス?恋愛映画。主人公ははっ きり言って、現実世界ではあまりもてそうにない感じなのですが、モテモテの役。 主演、監督だからってちょっと調子にのりすぎでないの(^^;  女性をばかにしてる感じの映画で、見てて気分良くないです。あんな扱いされ たら女性がかわいそうです。主人公の男は罰を受けて当然です。(★★☆)

【素顔のままで】 アンドリュー・バーグマン
 デミ・ムーア主演。FBIの秘書をクビになった主人公はストリッパーになる (なんで(^^;)。娘の親権はろくでもない離婚したダンナに。娘を取り戻そうとい う思惑と、主人公のファンの下院議員の思惑がからみあい変な具合に、という話 です。
 コメディタッチではあるのですが、はっきり言ってストーリー目茶苦茶。デミ・ ムーアのストリップダンスを見せるのがメインの映画みたいで、他はどうでもい いんでしょうね。踊りは上手です。本人も自分の踊りと体に自信があるんでしょ うね(^^; しかし、この映画ってデミ・ムーアファン向けの映画なのかな(^^;  変な映画。(★★☆)

【ロングキス・グッドナイト】 レニー・ハーリン
 ジーナ・デービス主演。記憶喪失の普通の奥さんが記憶を取り戻してみると、 政府の暗殺者だった、というアクション映画。
 さすが、女優。記憶取り戻す前と後では別人です。アクションも様になってい て迫力があります。
 ジーナ・デービスはかっこよいのですが、敵に強くてかっこよいのがいないの がいまいちかな。(★★★☆)

1998/05/04 wrote

【ディアボロス】 テイラー・ハックフォード
 キアヌ・リーブス主演。アル・パチーノ出演。キアヌは負け知らずの敏腕弁護 士。その腕を見込まれ、パチーノの会社の専属弁護士に。彼は奥さんと一緒にN Yへ引っ越す。しかし、奥さんは次第にノイローゼ気味に。原題はデビルなんた らかんたら、というみたいです。ディアボロスってのはいったい何(^^;?
 普通の弁護士話のようでそうでない、ホラーとサスペンスの要素も入ってます。 キアヌがいかにもお坊ちゃま風で敏腕弁護士に見えないのですが、それを除けば よくできてる映画だと思います。ちょっと中だるみがあるかな。パチーノもいい 味だしてます。こういうパチーノははじめてじゃないかな。
 宗教色も入ってますが、キリスト教的かというとそうでもないです。
 正義とは何か、人の生きがいとは何か、神とは何か、とかいろいろ考えさせて くれる、けっこう奥のある映画です。(★★★★)

【コンタクト】 ロバート・ゼメキス
 ジョディー・フォスター主演。マシュー・マコノヒー出演。カール・セーガン 原作。26光年離れたベガからある日、知的生命体によるものと思われる電波が送 られてくる。それを解析してみると、宇宙船のつくり方が。  比較的原作を忠実に再現していますが、違うとこは違う。まず、フォスターと ジョス神父(マコノヒー)とは恋愛関係には確かないです。寝たりしません(^^; 宇宙船の定員は確か4人ぐらいでした。ラストも違います。
 でも、原作の雰囲気は出ています。原作もけっこう地味ですが、映画にしても 地味ですね、やっぱり。
 フォレスト・ガンプみたくクリントン大統領が映画の中に登場してしまうので すが、やりすぎじゃない(^^;。原作は大統領は女性です。(★★☆)

【世界中がアイラブユー】 ウッディ・アレン
 ウッディ・アレン、ゴールディー・ホーン、ジュリア・ロバーツ、ナタリー・ ポートマン出演。ミュージカルラブストーリーです。登場人物多すぎて、ちょっ と焦点がぼけてる感じです。
 W・アレンはいい加減監督業に専念した方がいいんじゃないかな。彼が恋愛す る男の役やるのはそろそろ無理(^^;。いくらなんでも、ジュリア・ロバーツが惚 れるわけないです。
 けっこう評判高い映画でしたが、見たら普通でした。期待しすぎたか。 (★★★)

1998/05/05 wrote

【ザ・エージェント】 キャメロン・クロウ
 トム・クルーズ主演。トムはスポーツエージェント。プロスポーツ選手とその 雇い主の間に入って年俸の交渉をする人です。最初、彼はエージェント会社のサ ラリーマンなのですが、会社のやり方に嫌気がさして、独立。同僚の未婚の母の 女性もトムに共感し、一緒に独立。しかし、独立したもののうまくいかない、と いう話。
 トムはいつものトムです。彼は一種類しか演技できないんでしょうかね(^^; 未 婚の母はトムに惚れたかわいい女性を演じています。最初トムは彼女のことをあ まり意識してないのですが、次第にひかれてゆきます。こういうタイプのラブス トーリーって意外と珍しい。子供が目立ちすぎるのが嫌ですが、ラブストーリー の部分はよくできると思います。
 トム・クルーズって癖があるから、嫌いなひとは嫌いでしょうね。(★★★☆)

1998/05/09 wrote

【ウォレスとグレミット】 ニック・パーク
 クレイによるストップモーションアニメです。イギリスの作品。犬とおじさん がいろんなドタバタをやるという設定。テレビ用につくられたものみたいで、1 本は30分ぐらいです。
 かなり凝ったクレイアニメです。キャラクターは普通のアニメっぽい感じです。 クレイアニメだからクレイ独特の何かがほしいような気がします。ストーリーは 単純で、やはり子供向けですね。(★★☆)

【エビータ】 アラン・パーカー
 主演マドンナ。アントニオ・バンデラス出演。実存したアルゼンチンの女帝? エバ・ペランを描いたミュージカルです。エビータというミュージカルを元にこ の映画つくってるそうです。バンデラスは語りの兄ちゃんです。
 私は元々マドンナってすきではないのですが、全然よくないですね(^^; 下手な 演技を歌でごまかしてる感じです。バンデラスはなんでこの映画出てるんだろ? って感じで浮いてます。
 なぜこの映画見ようかと思ったといえば「素晴らしき地球の旅」というドキュ メント番組でエビータをやってて、アルゼンチンそしてブエノスアイレスってす ごいな、と思ったからです。けれど、この映画はアルゼンチンらしさが全然でて ません。(★☆)

【レザボア・ドッグス】 クエンティン・タランティーノ
 ハービー・カイテル、ティム・ロス出演。プロの強盗集団が宝石強盗、しかし 警察の待ち伏せを受けてしまう。誰か裏切り者がいるはずだ..という話。
 アクションというよりしゃべりが多い映画です。大半の場面が倉庫の中で、お 金はかかってないんでしょうね。ストーリーはまあまあでしょう。なんか芝居っ ぽい感じの映画です。(★★★)

1998/05/10 wrote

【ジャッキー・ブラウン】 クエンティン・タランティーノ
 パム・グリアー、サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・フォスター他出演。 グリアーは現金運び屋。しかし、警察につかまり黒幕のジャクソンを捕まえる取 り引きを持ち掛けられる。そこに、保釈金融業のフォスターがからみ、現金の争 奪劇がはじまる。
 マルチ主役といった趣の映画なのですが、中心を流れるのはグリアーとフォス ターの中年のラブストーリー。私はけっこうこういうの好きですが。  各俳優をうまく使いこなしてるとは思いますが、ちょっと映画として長すぎる。 一人登場人物減らした方が良かったんではないだろうか?ちょっと焦点がぼやけ ている。
 一番の失敗と思われるのがポスター。なんで登場人物ずらっと並べたポスター にしたんだろうね。記念写真じゃあるまいし(^^; そして予告編。なんで、デニ ーロのあのシーン使うんだろうね。重要なポイントなのに(^^;あのシーンは見せ ちゃだめだよ、絶対。(★★★☆)

1998/05/14 wrote

【狼の眼】 細野 辰興
 鈴木 一真主演。片岡 礼子出演。田舎街の雇われ兄ちゃんのバーテンが主人公。 ある日彼が、裸足で歩いている女性と知り合う。そして、そのあやしげな女性を バーでバイトで雇うことになる。
 結局はヤクザ話です。ストーリーは普通。いかにも映画的だけど。しかし、こ んな垢ぬけた感じの兄ちゃんや姉ちゃんが、さびれた田舎街にはいないと思うけ ど(^^;(★★☆)

【サムバディ・トゥラブ】 アレクサンダー・ロックウェル
 ロージー・ペレス主演。ハービー・カイテル出演。女優を目指す飲み屋のダン サーが主人公。彼女は妻有りの売れない俳優とつきあっている。その女性に純朴 な感じの兄ちゃんが惚れてしまう、という話。
 まあ、普通ですね。兄ちゃんはもっと恋愛経験積まなきゃだめですね。もっと いい女はいっぱいいるんだから。
 タランティーノがバーテンの役でチョロッと出演してます。(★★★)

【パブリック・アクセス】 ブライアン・シンガー
 ロン・マークエット主演。田舎街に一人の青年がやってくる。彼はそこで、ケ ーブルテレビの番組をはじめ好評を博す。
 ちょっとわかりずらい、というか動機が見えにくい話です。何か見逃した点が あったのではと、2度みてしまいました。2度目は早送りだけど。でも、見逃した 点は特になし。妙に淡々としています。最後、なんか話に格好をつけて終わらし てほしかった。映像はきれいです。主演の俳優もなかなか良い。(★★☆)

【ライアー・ライアー】 トム・シャドヤック
 ジム・キャリー主演。うそつきの弁護士のお父さん。彼の子供がお父さんが嘘 つかないで欲しいと願をかけると、かなってしまうという話。
 ジム・キャリーは相変わらずで、可もなく不可もなくといったところ。本作の 下ネタ率は低いです。ビデオ版は終わってから延々とNGシーンが入ってるので すが、これが一番おもしろかったり。
 監督はエースベンチュラと同じだそうですが、エースベンチュラの方が良かっ たです。(★★☆)

1998/05/16 wrote



|BACK|CINE TOP|FWD|