これが創外固定だ！

　骨折＝ギブスと思っている人が多いかと思いますが、医療現場も進化しています。最近は骨折部位を金属で固定してしまう場合も多くなっています。これのメリットとしては。しっかり固定できる。術後すぐにリハビリ治療ができるため、骨のつきがはやく、間接が固まることもない。などがあります。デメリットとしては手術の必要があり、体に傷ができるということです。また金属を抜く手術も必要になってきます。
　このデメリットを一部改善する方法として創外固定という手法があります。体内に金属を入れて留めるのではなく体外で金属固定します。体の外に創外固定器が露出して不恰好になりますが、リハビリはできるし、金属を除去する手術も簡単です。

　私が今回の手術でやったのがこの創外固定でした。最初の計画では従来通りの髄内固定を予定していたのですが、これだと回転して元に戻る可能性があったし、創外固定なら術後も微調整が可能だし、入院も一回で済むとのことだったので、私もこちらの手法を了解しました。
　画像はその創外固定器が刺さっている私の左大腿です。キモイのでモザイクかけてあります(^^;;　ちなみにこの創外固定器はイタリー製で１００万円ぐらいするそうです。シッカリしてるしデザインもなかなかかっこよい。さすがイタリー？これをつけたまま、街を歩いたりもしましたが注目度はバツグンでした(^^;;
　この固定器はまた、再利用するそうです。私の次にこの固定器を足に刺すのはいったい誰なんでしょう(^^;

　この手術に至る経緯を一度整理してみます。
　４年前に私は左大腿骨を粉砕骨折しました。たいへんな手術だったらしいのですがなんとかくっつきました。で、くっついたのは良かったのだけれど、40度も旋回してくっついてしまっていたのです。常にガニマタになっている状態で、あぐらがかけなくなってしまいました。また、不自然な方向に足が常に向いているので股関節に負担がかかります。体のバランスも悪く、万年肩こりくんになってしまいました。
　これではいかん、ということで骨を矯正する手術をすることを決意したのでした。

　ということで提示された、創外固定という手術でした。最初の入院は交通事故だったし粉砕骨折でしたから、たいへんだったし長かったのは仕方なかったですが、今回の手術は計画的にやるものですから、私は軽く考えていました。入院期間は2ヶ月と提示されたのですが、まあそんなにはかからんだろう。なんて思ってもいました。

　ところがどっこい(^^; 固定する金属の棒が入ってる位置のため、膝がほとんど曲がらなくなってしまいました。膝はまっすぐで、リハビリもあまりできません。おまけになかなか骨がくっつきませんでした。また、ピンの挿入部分がけっこう腫れてきて痛いではないですか！どうなっとんねん.....。
　結局、3ヶ月も入院して退院したはいいけど最初はまともに歩けない状況。なんとか杖がとれて歩けるようになったとき入院から4ヶ月という年月が流れていたのでした。
　そうならそうと言ってくれれば、心構えもできていたものを(^^;; クリスマスには退院して元気になっていると思っていたので海外旅行の予約をしていたのですが、見事キャンセル。クリスマスはまだ退院できませんでした(^^;;　オラの2001年クリスマスを返せ〜