7/14 東陽町にあるＣＲＣにて行われたWITNESS2000紹介セミナーに行きましたのでその様子を報告します。
WITNESS自体に関しての説明は省略します。詳しくは以下のページをごらんください。
日本のページにはまだwitness2000の情報は載っていません。
○CRC WITNESSのページ
http://www.crc.co.jp/witness
○英国 lanner corp.（販売元）
http://www.lanner.com
セミナー構成は以下。
１：シミュレーションＷＩＴＮＥＳＳの活用
２：ＥＡＩ社FACTORYプロダクトの紹介
３：WITNESS2000の新機能について
４：データマイニングツール Datalampについて
会場は約100人ぐらい入る広い会議室だったのですが、ほぼ満員になりました。
では以下順次報告していきます。
１：シミュレーションＷＩＴＮＥＳＳの活用
これはWITNESSやシミュレーションを知らない人を対象にした導入のお話で、私にとっては聞いてもあまり意味のないお話。というわけで省略します。説明したのは斎藤さんという方で、私が一度CRCを訪問したときにお話を聞いた方。
２：ＥＡＩ社FACTORYプロダクトの紹介
これはEAIがつくってCTCが販売している、VisFactoryというソフトの紹介でした。説明したのもCTCの人。VisFactoryとは3Dの工場配置図用のCADで、WITNESSはこれでつくったCADデータを使えるとのこと。私にとってはあまり興味のないところの話です。
CTCのページにこの情報は載っていないようです。EAI社というのは他にも3DのCAD系のプロダクトをいろいろと手がけています。
○CTC伊藤忠テクノサイエンス
http://www.ctc-g.co.jp/
○Engineering Animation, Inc. のページ
http://www.eai.com/
○VisFactoryの紹介
http://www.eai.com/products/visfactory/
３：WITNESS2000の新機能について
いよいよ話が聞きたかった、WITNESSの新機能です。今回のバージョンアップで変わった点を以下順番に説明します。
１）マイクロソフトのエクセルファイルに直接データの読み書き
今までＣＳＶファイルにも対応していなかった（自分でＣＳＶ形式に加工する必要があった）WITNESSですが、エクセルのファイルに直接読み書きできるようになりました。今まで、この加工作業が原始的でイモイなと思っていたWITNESSですが、これでデータの加工がしやすくなりました。
２）データベースとの直接リンク
ODBCドライバを使用してデータベースへの直接アクセスが可能になりました。
３）通路エレメントの追加
今までエレメント間の距離という考えは無かったのですができました。
４）インターフェイスの改善
今まで右クリックにメニューが無かったWITNESSですが、右クリックにメニューが入りました。その他にも細かい改善がされています。
５）グラフの強化
３Dグラフなんかも書けるようになったそうです。
６）ロゴが変わった
WITNESSのロゴが変わりました。炎のようなロゴです。
というわけで、目玉はエクセルやＤＢと直接やりとりができるようになったことと、通路エレメントです。エクセルとやりとりできるようになったのは大きいですが、対応が遅すぎるとも言えますね。通路エレメントは使ってみれば、それなりに面白そうですが、モデルが重くなるような気もします。
日本でのWITNESS2000の正式リリースは8月予定。イギリスでは既に29June2000にリリースされています。
４：データマイニングツール Datalampについて
データマイニングとは大量のデータから規則性を見つけ出すことです。Datalampとはlanner社がつくっているデータマイニングツールで現在バージョンは１。PC上で動き、WITNESSとの連携もできます。インターフェイスもWITNESSと似た感じになっています。
日本語版、日本での発売はまだお客さんの反応を見てから考えると、CRCの人は言っていました。
以上でセミナー終了。
気になったことが一つあります。WITNESSのチーフ的存在だった森川さんがいなかったことです。単に用事でいなかったのかな？
17 JUL 2000 wrote