東京おもちゃショー 2014

    
DATE 13 JUN 2014


 6/13に幕張メッセで開催された、東京おもちゃショー 2014をみてきましたのでレポート。この展示会に行くのははじめて。ニュージーランドputeko社のcolAR Mixというぬり絵ARアプリが目的で行ったのですが、なんと無かった!TVでおもちゃショーに出ています!とやっていたそうだが誤報だったらしい...。目的物は無かったがおかげでが会場はグルグルと満遍なく回ってしまいました。

 colAR Mixについては後で調べてうちのキッズが喜びそうだったので家かえって無料のぬりえだけプリントしてやらせたら、かなりうけてました。しかし、賞味期限は二日というとこでしたね...。

 ではまずは気になったものをいくつかピックアップ。
 ソフトバンクのfamilyappsはスマホ番キッザニアだそう。毎月内容がちょっとづつ変わって一応あきないようにしているつもりのようだが内容が幼稚すぎて、うちのキッズでこれに食いついたのは3才児だけでした。今のところときどきいじってるけどいつまで飽きずにやるかな!?

 トヨタのcamatteコンセプトカー。絵を取り込んでボンネットに表示。それだけ。またトヨタはピカチューとフォッコの痛車を展示していた(左画像)。これは公道を走れないから展示するだけの車だろう。トヨタはドラえもん路線じゃなかったのかな?ちなみに痛車とはアニメのキャラの装飾をしたりペイントをした車のことを言うそうだ。公道でもたまに見かける。アニオタをアピールしても恥ずかしくない世の中になったのかね!?

 バンダイはかなりデカイブースをかまえ自慢のキャラクターたちをディズニーランドよろしく並べていました。ポケモン、仮面ライダーとかプリキュアは定番商品ですが、今一番の話題のキャラクターは”妖怪ウォッチ”でしょう。妖怪版のポケモンみたいなアニメですが、”妖怪メダル”というコレクターグッズが大きなお友達も含んで過熱しています。メダル自体はプラスチック製のけっこうショボイもので定価は2枚200円(右画像の壁に並んでるのがメダル)。ところがこれをもちゃ屋の店頭で入手するのはほぼ不可能な状態。メダルは定価の数倍から数十倍で取引されている。またやっとるのか!バンダイは....。キッズがほしがるおもちゃをつくっときながら十分な供給体制をつくらず過熱するにまかせる。いつもそうだから確信犯としか思えない。
 妖怪ウォッチは我が家でもキッズが楽しみにしています。主要キャラ構成は現代版のドラえもんといった様相。のび太にあたる景太はのび太のようなダメ男ではないがクラスでは目立たないフツーの子という設定。静香ちゃんにあたる文花ちゃんはけっこう元気があり静香ちゃんのようにやさしくはありません。ドラえもんにあたるウィスパーはカンニングばかりしてるくせに知ったかぶりであまり頼りにならない。挿入される細かいエピソードもけっこう面白く私も一緒に見ています。
 googleグラスの影響かバンダイがドラゴンボールのスカウターを売っていた(左画像)。ただ音が鳴って光るだけの正におもちゃ。これが適当でもいいから相手の戦闘力でも出ればおもしろかったのに...。
 しかし、googleグラスにしろgoogle腕時計にしろたぶん流行んないだろうね。googleグラスはかっこ悪くてうっとうしいし、腕時計をはめる習慣がなくなった人は再び時計なんかはめないだろうし。これら自体のコンセプトは新しいわけではなく何度も出てきては消えている。1年後にはないんじゃやない?
 初音ミクのhakovisionも展示してありました(右画像)。初音ミクはバンダイのキャラクターではありませんが、ガンダムの次に持ってくるぐらいだからバンダイ的な思惑が何かあるのでしょう。初音ミクはもともとボーカロイドのイメージキャラクターですがそのキャラ自体が人気になりました。初音ミクが他のキャラクターと違うのは非商用なら二次利用を認めていることと、オフィシャルのストーリー作品がないことです。こんだけ流行ればアニメ化したくなるのが商売根性でしょうが、イメージが固まるのを避けるためストーリー作品をつくってないのだとか。これが息の長い人気の秘訣になってるのかもね。
 旧作のhakovisionも見ましたが、チッコイしチャチイしでなんか残念な感じが私はするのですが受けてるの?このおもちゃ?おもちゃ大賞イノベートトイ部門の大賞とってましたが”これが大賞ですか!”言いたくなってしまう。
 そもそもこの”おもちゃ大賞”ってのは業界内の出来レースみたいなものだろう。受賞作品見ると、大手おもちゃメーカーが売りたいものが万遍なく入っている。つまりクリスマス商戦に向けての権威づけイベントってことだ。

 CCPというメーカーがアブみたいに小さいラジコンヘリを飛ばしていた。昔はラジコンヘリなんて高くて子どもには手が出なかったものだが。わずか数千円で手に入る。私が子どもだったらこういうのハマッただろうな。しかしこのCCPという会社もバンダイに買収されて子会社になっていた。どこの業界もデカイ会社の飲み込まれて寡占化し、硬直していってるね今の日本は。

 はじめて行ったおもちゃショーですが全体的にキャラクター頼りのおもちゃが多く、これはすごい!と思えるものが無かった。おもちゃショーというよりキャラクター展示会に近い。意外にも見当たらなかったのがゲーム系の展示。プレステとかwiiとかあるのかと思っていたがそういうのは全く無かった。今やスマホにユーザーとられちゃってるのか、ゲームファンはこういう場所には出張ってこないのか、もうみんなゲームには飽きちゃったか!?
 過去と比較してないのでなんとも言えませんが、なんかまったりとした緊張感のない展示でした。同じことは最近のIT系にも言えるのですが、これって日本全体の傾向なんだろうなと思う。少子化で賃金も上がらず税金ばかり上がっていく。まさにジリ貧で斜陽。一部の官僚と大企業の選民とその他大勢の貧乏人の国になるのかね日本は。

16 JUL 2014


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