2000年3/16の都議会を傍聴してきましたので、その様子を報告します。
ちなみに都議会を傍聴するのははじめて。議会塔というのにもはじめて入りま
した。
議会塔の入口に行くと警備員の人が寄ってくる「なにか御用ですか？」不審人
物を見るような感じ(^^;「都議会を傍聴したいんですが」と私。「今、傍聴席い
っぱいで誰かが出てこないと入れないんです。」と言われるので待つ。しばらく
して、誰かが傍聴席退室したようで、傍聴券をもらう。6階へ。
ちょうど休憩時間。傍聴席は８０席ぐらい。天井高くて近代的なつくりの議事
堂。さすが都議会？
休憩時間終わって人がワラワラと入ってくる。傍聴席は満席のはずがガラガラ。
１割のうまり。
公明党（４０分）、自民党（４０分）、民主党（３５分）、ネット（２５分）
の順で代表者が質問。質問すると担当者が出てきて、サッと答える。なかなかテ
ンポはいいが、既に質疑応答の内容ができていて、原稿を読んでるだけという感
じ。でも、おもしろい。へたな映画みてるよりかいい。
自民党はモノをつくる話（公共事業）ばっかりする。羽田の滑走路とか、都心
環状道路とか、新交通システムとか。一方ネットは女性が質問にたったが、環境
とか福祉の話ばかりする。対照的もいいとこだ。
けっこうヤジがとぶ。ヤジをとばしているのはどうやら自民党の議員。ガラの
わるいヤクザみたいな風体のでっぷりしたおやじが二人並んでヤジをとばす。ヤ
ジ担当議員なのか(^^;
問題の有明貯木場の質問は民主党がする。しかし、持ち時間の一番最後にこの
質問をしたのであまり時間がなかった。ゴルフ税撤廃とかくだらない質問を後回
しにすればいいのに。
有明貯木場に関しては自民党に押し切られた感じ。この事業の凍結はしないそ
うだ。人間と自然が共存できるかたちで埋め立てるそうだ。断固として埋め立て
る方針のようだ。
自民党は”目に見えるでっかいもの”をつくることが政治と思っている感じだ。
見栄えのする何かをつくることばかり考えている。
自動車用の道路なんてのはつくれば車がドンドン入ってくるわけで、どっちみ
ちまた別の場所が渋滞になる。そこを直せばまた別の場所が渋滞、ともうキリが
ないもの。だから自動車とい前近代的はものは無くして人間は公共交通機関で移
動するようにしなければいけない、と私は思う。低公害車とか、電気自動車とか
そういう問題ではない。個人所有の車というのはもうやめた方がいいのだ。
有明貯木場にしたって三番瀬にしたって、”道路をつくるために埋めたてなけ
ればならない”という理論だ。道路がどうしてそんなに偉いのだろうか？車をな
くして、もう道路をつくるのはやめましょう。