「POLITICA」報告

「協調的安全保障」
講師:五百蔵 洋一
2000/03/06(月)



 ポリティカというのは国民会議主催の政治スクールです。詳しくは国民会議のホームページ見てください。

 私もこの存在は知っていて興味もありましたが、毎回講義に参加できるかわからないし、政治家になるつもりはとりあえずないので、受講生になりませんでした。しかし、前回ぐらいから単発で受講できるようになったので行ってみることにしたのです。ちなみに受講料は3000円。

 お題関係なく行ってしまいましたが、今回は「協調的安全保障」。何やら字面を見ると難しそうです。私もこの言葉の定義を知りませんでしたが、簡単に言えば国家間で軍事力を使わずして信頼醸成を築くことです。一例を上げればEUのような関係です。長い間対立してきたヨーロッパですが、今は協調的安全保障の下通貨統合を果たし発展への道を歩んでいます。このEU諸国は大きな軍事力無くして、平和を保つことに成功しています。

 同様にして、東南アジアにおいても協調的安全保障のもと、ARF(アセアン地域フォーラム)が発展しつつあります。

 しかし、我々日本がある北東アジアの状況はどうでしょうか?北朝鮮により分断され、日本から北朝鮮に行くことはほぼ不可能です。北朝鮮がいつテポドンを日本に向かって撃つかもわかりません。現在、世界中でこんな地域はこの北東アジアだけなのです。

 北朝鮮との国交が正常化するにはどうしたら良いでしょうか?その解がこの協調的安全保障ではないか?というのです。軍事力でおさえつけるなんていうのは、もうやめましょう。お互い手を差し伸べてあの38度線の壁をとっぱらってしまいましょう。ベルリンの壁が無くなって何年たつでしょうか。次はやっぱりこの板門店の壁をとっぱらわなければいけません。隣国日本の役割は大きいと言えます。


 というのが話の主旨であったと私は理解しています。
 北朝鮮というのは国交が無いため、遠い国と感じますが距離的に日本のすぐ近く。ハワイの遠さとは比べ物になりません。なのに国交が正常でないというのは、やはりおかしいのです。
 北朝鮮と言えば、テリー伊藤の「お笑い北朝鮮」を立ち読みしたぐらいの意識しか私にはありませんでしたが、これはこのまま放っておいてはいけませんね。「シュリ」という韓国の映画が日本でもヒットしましたが、これも朝鮮の南北問題を扱っています。日本人の海外旅行先がハワイを抜いて韓国が1位になったとのことです。日本人の韓国への興味は徐々に上がっているとも言えるでしょう。
 ちょうど良いことに、日韓共催でワールドカップをやることになっています。これをただのスポーツイベントにはせず、朝鮮半島統一への足がかりにはできないでしょうか?朝鮮半島が分断されてしまったのは、大国の思惑であって、朝鮮に住む人達は一国になりたいはずです。このワールドカップはそのまたとないきっかけです。

 私は小岩に住んでいますが、ここにはたくさんの韓国料理屋や韓国の食品を扱う店があります。ハングルの看板もたくさんあるし、韓国人もけっこう住んでいます。また、2002年には葛西臨海公園の駅前にロッテワールドを作るという計画もあります。私はマリーンズファンでもあるわけですが、そんなこんなで何かと韓国とは縁が深いのです。

 今まで正直ばかにしていた(^^;ロッテワールド江戸川ですが、成功してほしいな!と思うようになってきました。アジア人ならミッキーよりロッテでしょう(^^;




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