ドクターグリーン4度目の公演を再び曳船でやりましたのでレポートします。今回は、チェルノブイリ救援コンサートと名づけ、チェルノブイリ被爆者で歌 手のナターシャ・グジーさんとすみだ少年少女合唱団とのジョイント公演であり ました。収益金はチェルノブイリ子供基金に。
コンサートとドクターグリーンの公演あわせると 14:00から17:00までという 長丁場。
私たち、ドクターグリーンメンバーの楽屋入りは15:00ということで14:00から のナターシャさんのコンサートを一部だけ見ることができました。
ナターシャさんの歌は中村敦夫さんの出版記念パーティーのときも聞いて、素 晴らしいと思っていたのですが、コンサートホールで聞くと一段と良い。そして あのとき見たより随分大人っぽくなっていました。ちなみに現在21歳。私はナタ ーシャさんのＣＤが売っていたので買ってしまいました。
曲間でナターシャさんのメッセージがありました。わたしの友達も先生もみん なチェルノブイリの事故でどんどん死んでいってしまった。わたしはチェルノブ イリのようなことが２度とおきてほしくない、忘れてほしくないという思いでこ れからも歌いつづけていく。
ナターシャさんを日本に呼ぶきっかけとなった写真家の広河隆一さん。ポリテ ィカでも講演がありましたね。
彼はジャーナリストとして事故後チェルノブイリに入りたくさんの写真を撮影 して、チェルノブイリの悲劇を伝えてくれたのですが、その広河さんも被爆の影 響で現在体調がすぐれないのだそうです。
どれほどこのチェルノブイリの影響が大きかったのか想像もつきません。まだ チェルノブイリの悲劇は続いているのです。
世界はこの悲劇を教訓として、原発は廃止する方向に向かっています。あれは ソ連だから起こった事故だと言う人もいるのかもしれないけど、原発とはひとた び事故が起こればああなってしまうのも事実。それほどの危険を冒してまで原発 を使わなければいけないのだろうか。
しかし、日本はまだまだ（ますます？）原発を推進する方向にあります。原発 はＣＯ２の放出が少ないクリーンなエネルギーであると宣伝しています。核廃棄 物はいったいどうするの？事故が起こったらその周辺は半永久的に生物の住めな い死の街になってしまうんです。これのどこがクリーンなエネルギーなんでしょ う？
ナターシャさんのコンサートは各地で行われています。詳しい情報は以下のペ ージをごらんください。
○チェルノブイリ子供基金
http://tks.smn.co.jp/cherno/
ナターシャさんの歌。そしてドクターグリーンと一貫したテーマでなかなかお
もしろい企画であったと思います。ちょっと長すぎたけどね(^^;すみだ少年少女合唱団の人も、歌が終わってからドクターグリーンを見てくれ ていました。メッセージ伝わってくれたことかと思います。